エドゥブレイ・ラモス

エドゥブレイ・エドゥアル・ラモス（Edubray Eduar Ramos）は、1992年12月19日生まれのベネズエラ出身のプロ野球選手です。右投右打の投手として知られています。現在は、アメリカ独立リーグのアトランティックリーグに所属するヘイガーズタウン・フライングボックスカーズでプレーしています。愛称は「ティコ（Tico）」です。

プロ入りとカージナルス傘下時代

2010年にセントルイス・カージナルスと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。しかし、ルーキー級ベネズエラン・サマーリーグ・カージナルスでのデビューは苦いものとなり、10試合の登板で防御率9.53と打ち込まれました。この年限りでカージナルスを退団し、2011年からの2年間は、車の塗装や倉庫の清掃などをして生計を立てていました。

フィリーズ時代

2013年、フィラデルフィア・フィリーズと契約し、再び野球界へ復帰を果たしました。この年はルーキー級ベネズエラン・サマーリーグ・フィリーズでプレーし、14試合（うち先発5試合）に登板して2勝3敗1セーブ、防御率5.08、36奪三振という成績を残しました。

2014年には、ルーキー級ベネズエラン・サマーリーグ・フィリーズ、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズ、A-級ウィリアムズポート・クロスカッターズの3球団でプレーし、合計26試合（うち先発1試合）に登板して2勝1敗10セーブ、防御率0.82、48奪三振と目覚ましい成績を収めました。

2015年は、A+級クリアウォーター・スレッシャーズとAA級レディング・ファイティン・フィルズでプレーし、2球団合計で47試合に登板して4勝6敗8セーブ、防御率2.07、65奪三振を記録しました。オフには、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠入りを果たしました。

2016年はAA級レディングで開幕を迎え、5月6日にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスへ昇格。AAA級リーハイバレーでは15試合に登板して防御率0.38という素晴らしい成績を残し、6月24日にメジャー初昇格を果たしました。同日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビューを飾り、この年はメジャーで42試合に登板して1勝3敗、防御率3.83、40奪三振を記録しました。

2017年は中継ぎとして59試合に登板しました。

2019年は18試合に登板後、右肩の故障で故障者リスト入り。オフにFAとなりました。

ドジャース、レンジャーズ傘下時代

2020年はドジャース、2021年はレンジャーズとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格はなりませんでした。

独立リーグ、メキシカンリーグ時代

2022年からは独立リーグでプレーし、2023年にはメキシカンリーグにも挑戦しました。

現在

2024年3月6日、アトランティックリーグのヘイガーズタウン・フライングボックスカーズと契約し、再び独立リーグでプレーしています。

投球スタイル

力強いフォーシームを武器とするリリーフ右腕です。投球の半分以上を占めるフォーシームに、スライダー、カーブを織り交ぜて打者を打ち取ります。

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