エナジー (フォープレイのアルバム)

フォープレイのアルバム『エナジー』は、2008年にヘッズ・アップ・レコードからリリースされました。このアルバムは、ブルーバード・レコードからヘッズ・アップ・レコードへのレーベル移行後、最初の作品にあたります。

『エナジー』は、ギタリストのラリー・カールトンが参加した最後のアルバムとしても知られています。彼はその後、チャック・ローブと交代しました。プロデュースはフォープレイ自身が担当し、彼らの音楽的な方向性を強く反映した作品となっています。

このアルバムの注目すべき点は、ゲスト・ボーカリストとしてエスペランサ・スポルディングが参加していることです。彼女は「Prelude for Lovers」で美しい歌声を披露し、アルバムに華を添えています。エスペランサ・スポルディングは当時、ヘッズ・アップのレーベルメイトであり、その縁からこのコラボレーションが実現しました。日本国内盤には、ボーナストラックが1曲追加収録されています。

アルバム『エナジー』は、スムーズジャズの洗練されたサウンドを追求した作品であり、フォープレイのメンバーそれぞれの卓越した演奏技術が光ります。ボブ・ジェームスの繊細なキーボード、ネイザン・イーストのメロディアスなベース、ラリー・カールトンのブルージーなギター、そしてハーヴィー・メイソンの安定したドラムが一体となり、心地よい音楽空間を作り上げています。

アルバムに収録された楽曲は、全体的に落ち着いた雰囲気で、リラックスした気分で聴くことができます。しかし、その中にも各メンバーの個性的なソロや、エスペランサ・スポルディングの歌声など、聴きどころが満載です。フォープレイのファンはもちろん、スムーズジャズに興味がある方にもおすすめできる一枚です。

パーソネル
ボブ・ジェームス (Bob James) - キーボード
ネイザン・イースト (Nathan East) - ベース、ボーカル
ラリー・カールトン (Larry Carton) - ギター
ハーヴィー・メイソン (Heavey Mason) - ドラムス

ゲスト・ミュージシャン
エスペランサ・スポルディング (Esperanza Spalding) - ボーカル on 「Prelude for Lover」

外部リンク
Energy HUCD3146 : Fourplay Concord Music Group
* フォープレイ:エナジー ユニバーサルミュージック

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