エフエム栃木

株式会社エフエム栃木 (RADIO BERRY)

概要

株式会社エフエム栃木（F.M. Tochigi Broadcasting Co., Ltd.）は、栃木県を放送対象とし、超短波放送を行う特定地上基幹放送事業者です。本局は1994年4月に開局し、愛称は「RADIO BERRY」で、コールサインはJOSV-FMです。

開局の経緯

1980年代前半から栃木県ではFM局の設立が求められていましたが、県域AM局の維持から実現が遅れていました。1980年代後半には地域の経済界が協力し、周波数の割当てに成功。そして1990年には、宇都宮市に親局を設置する計画が承認され、1994年に開局を迎えました。この新局は、1942年の栃木放送以来32年ぶりの民放新設でもありました。

編成・放送内容

エフエム栃木は、RADIO BERRYという名称で親しまれ、日頃の放送では「エフエム栃木」という正式名称はあまり使用されません。JFN系列に属し、完全24時間体制で放送しています。番組内容には地域情報を取り入れたものが多く、特に交通情報や天候情報の定期的な放送が特徴的です。

自社制作の番組が多く含まれており、自社制作率は約33.9%を誇ります。平日の朝や夕に放送される情報番組や、地域のイベント、お店の紹介など、地域密着型の内容となっています。また、県内外のプロスポーツに対する特集番組も行い、特に栃木の地元チームについては詳しい情報が提供されています。過去には、モータースポーツに関する番組が数多く放送されており、これは地域のツインリンクもてぎに関連しています。

社会貢献活動

エフエム栃木では、地域社会への貢献も大切にしており、特に地元の商業活動や学校活動を支援します。具体的には、喜連川で受刑者向けの特別番組を制作しており、社会復帰を促進する取り組みも行っています。こうした試みは、地域の人々との強い絆を築く一助となっています。

マスコットキャラクター

放送局の顔とも言えるマスコットキャラクター「ベリオ」は、開局5周年時に誕生しました。また、2003年には新たなキャラクター「イチゴロー」が登場し、地域のイベントや番組にも頻繁に登場しています。

未来に向けて

今後も、エフエム栃木は地域に根ざした放送を続けていきます。リスナーとのコミュニケーションを大切にし、地元の声を届ける存在として信頼される放送局であり続けることを目指しています。デジタル化が進む中、ライブ配信やSNSを通じた発信にも力を入れており、より多くの人々に情報を届けられるよう努めています。

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