エフエム香川

株式会社エフエム香川について

株式会社エフエム香川（FM KAGAWA Inc.）は、香川県を放送対象とするFMラジオ局であり、超短波放送を行っています。この会社は、瀬戸内海放送（KSB）の子会社であり、コールサインとして「JOYU-FM」を使用しています。JFN系列に属し、地方局としては特に貴重な完全24時間放送を行っている点が特徴です。放送は毎日5:00からスタートし、日曜日の深夜も放送を続けています。現在、このような24時間放送を行っているJFN系列の局は、FM大阪とFM栃木の2局を除いて他にはありません。

リスナーと地域の関係

エフエム香川は開局当初から岡山県でも人気がありました。岡山県域のFM局の設立が遅れたため、香川の放送がその代わりとなり、リスナーが増加しました。現在、FM岡山が開局した後も多くのリスナーが存在し、両局が共にネット番組を通じて同じ内容を放送しています。また、香川県の隣接地域である兵庫県や徳島県でも、開局当初からエフエム香川を聴取するリスナーが多かったことも、地域に根付いた存在感を示しています。

グループとの相互交流

株式会社エフエム香川は、瀬戸内海放送と密接な関係にあり、両社の社屋は同じ場所に位置しています。これにより、両局のプログラムやイベントの相互交流が果たされています。特に、金曜日の定期番組「JOY-U・CLUB」には、KSBスーパーJチャンネルの多賀公人が出演し、様々なコラボレーションが行われることが特徴的です。また、かつてはテレビ番組とFM放送の同時放送を行ったこともあります。

番組やシステムの取り組み

エフエム香川では、さまざまな特色ある番組が放送されています。自社制作の番組は多岐にわたり、地域のニュースや音楽、情報番組が豊富です。「見るラジ」や「テレホンボード」といった独自のシステムを早期に導入し、リスナーとのコミュニケーションを強化しています。近年では、自社制作番組の再放送が増えている傾向も見られます。

本社と支社の所在

エフエム香川の本社は香川県高松市にあり、そこには放送設備や制作スタジオが設置されています。2021年に本社を移転し、瀬戸内海放送高松本社と近接する位置に新しいスタジオを構えました。また、東京支社も設けられており、JFNセンター内に位置しています。

沿革と発展

1982年に香川県域への民放FM周波数が割り当てられ、1988年にサービス放送を開始、同年4月1日に正式に開局しました。1996年からは文字多重放送が開始され、22年間にわたり、エフエム香川は様々なネット配信を行ってきました。20周年を祝う記念イベントも開催されるなど、地域の文化とラジオ放送の融合を図っています。最近では、IPサイマルラジオ「radiko.jp」などを通じた、新たなプロモーション活動を展開しています。

まとめ

株式会社エフエム香川は、地域に密着した放送局として、リスナーが求める情報やエンターテインメントを提供し続けてきました。未来に向けて、新しい技術やプラットフォームを活用し、さらに多様なコンテンツを展開していくことを目指しています。音楽、ニュース、地域のイベントなど、幅広いジャンルでリスナーに楽しませる姿勢を大切にしながら、今後の展望をで続けていくことでしょう。

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