エリック・ゴードン

エリック・アンブローズ・ゴードン・ジュニアのプロフィール

エリック・アンブローズ・ゴードン・ジュニア（Eric Ambrose Gordon Jr.、1988年12月25日生まれ）は、インディアナ州インディアナポリス出身のプロバスケットボール選手で、現在はNBAのフィラデルフィア・セブンティシクサーズに所属しています。ポジションはシューティングガードとして知られています。彼のキャリアは、学生時代からの輝かしい成績に支えられて発展してきました。

学生時代の足跡

ゴードンはアマチュア・アスレチック・ユニオン時代にグレッグ・オデンと共にプレイし、高校はインディアナポリスのノース・セントラル高校に進学しました。在学中の最後の年には、29.0得点、6.2リバウンド、3.3アシストを記録し、彼のチームを州4Aタイトルの決勝に導きました。彼はインディアナ州のMr.バスケットボールに選ばれ、マクドナルド選出のオールアメリカンおよびゲータレード選出の年間最優秀アスリートにも輝いています。

インディアナ大学における転機

ゴードンの才能に魅了された大学スカウトたちの注目を集め、最初はイリノイ大学に進学する意向を示していました。しかし、インディアナ大学の監督が交代したことで進学先を変更し、インディアナ大学を選ぶことになります。この決定はイリノイ大学のファンからの激しい反発を招き、特に両校の対戦時には彼と家族に対する罵倒が飛び交う場面もありました。ゴードンの家族は「Got Gordon?」というメッセージがプリントされたTシャツを着用し、この騒動は更に大きくなりました。試合後、イリノイ大学の体育監督が謝罪する事態に発展しました。

大学での初年度、ゴードンは平均20.9得点、3.3リバウンドを記録し、シーズン669得点という成績はマイケル・レッドが保持していた新人記録を破るものでした。彼は全米バスケットボールコーチ会からオールアメリカに選出され、Big10新人王を獲得。大学では1年間プレイし、2008年にはNBAドラフトにアーリーエントリーしました。

プロキャリアのスタート

2008-09シーズン、ゴードンはロサンゼルス・クリッパーズから全体7位で指名されてNBA入りを果たします。この年、クリッパーズはキープレイヤーの負傷やトレードによりバックコートが手薄であり、ゴードンは多くの出場機会を得て、11月末からは先発として起用されました。特に1月23日のオクラホマシティ・サンダー戦では、クリッパーズのルーキー記録となる41得点をあげる活躍を見せました。シーズンを通じて平均16.1得点を記録し、オールルーキー2ndチームに選出されています。

その後、2011年12月にクリス・ポールとのトレードでニューオーリンズ・ホーネッツに移籍し、2016年にはヒューストン・ロケッツとの契約を結びます。ここでは4年5300万ドルという契約が交わされ、2017年のNBAオールスターゲーム前夜祭のスリーポイント・シュートアウトで優勝を果たすなど、確かな実力を誇示しています。

人物像

ゴードンは親日家として知られ、高校時代に1年間日本語を学びました。その影響からか、彼は時折日本語での投稿をSNSに行うことがあります。彼の日常生活や選手としての成長を知る手がかりは、多くのファンから注目されています。

彼のNBA選手としてのキャリアは多くの成功と挑戦に満ち、高校時代から続く彼の卓越した才能が証明されているものです。今後も彼のプレイと成長を見守ることが期待されます。

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