エルセイド・ヒサイ

エルセイド・ヒサイは、1994年2月2日にアルバニアのシュコドラで生まれました。イタリアのエンポリFCのユースチームで才能を磨き、2012年にトップチームへ昇格しました。2011年には、まだ下部組織に所属していたにもかかわらず、コッパ・イタリアのACFフィオレンティーナ戦でトップチームデビューを果たし、フル出場を果たしました。

2013-14シーズンには、セリエBで32試合に出場し、エンポリのセリエA昇格に大きく貢献しました。彼の活躍は、恩師であるマウリツィオ・サッリの目に留まりました。

2015年、ヒサイはサッリが監督を務めるSSCナポリへ移籍しました。5年間の契約を結び、右サイドバックのポジションを確立しました。2018-19シーズン終了後には、サッリが監督を務めるチェルシーFCやアトレティコ・マドリードへの移籍を検討していることを明かしましたが、最終的にはナポリに残留しました。しかし、その後も毎シーズンのように退団の噂が流れ、2020-21シーズン終了後にチームを離れることとなりました。

2021年、ヒサイは再びサッリ監督の元へ、SSラツィオへ移籍しました。4年間の契約を結びましたが、加入直後に歌った歌がラツィオのウルトラス（熱狂的なサポーター集団）を刺激し、批判を受けるという予期せぬ出来事も経験しました。

代表としては、各年代のアルバニア代表に選出され、2013年2月6日のジョージアとの親善試合で、18歳にしてA代表デビューを飾りました。2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選にも出場しましたが、チームは残念ながら予選敗退となりました。しかし、UEFA EURO 2016予選では6試合に出場し、アルバニア代表史上初のUEFA欧州選手権出場に大きく貢献しました。

ヒサイは、クラブレベルではナポリでコッパ・イタリア（2019-20シーズン）のタイトルを獲得しています。2023年9月10日現在、国際Aマッチには80試合に出場し、2得点を挙げています。

エルセイド・ヒサイは、その献身的なプレースタイルと安定したパフォーマンスで、クラブと代表の両方で重要な役割を果たしている選手です。

もう一度検索