エルモア郡 (アイダホ州)

エルモア郡の概要

エルモア郡（英: Elmore County）は、アメリカ合衆国アイダホ州の南西部に位置し、自然環境に恵まれた地域です。2010年国勢調査によると、エルモア郡の人口は27,038人で、2000年の29,130人からは減少しました。郡の中心地であるマウンテンホーム市は、人口14,206人で、郡内最大の都市として知られています。

この郡は1889年2月7日に設立されました。郡名の由来は、1860年代にこの地域で最も著名な銀と金の製造を行っていたアイダ・エルモア鉱山にあります。エルモア郡は、マウンテンホーム小都市圏としても知られています。

歴史

エルモア郡は、設立当初ロッキーバーを郡庁所在地としていましたが、1891年にマウンテンホームに移転しました。この地域は、オレゴン・トレイルが通過していた場所でもあり、特にグレンズフェリー近くのスリーアイランド・クロッシングではスネーク川を渡る重要な地点でした。

1942年には、後のマウンテンホーム空軍基地の建設が開始され、1943年に公式に爆撃機の訓練基地として開設されました。1965年までこの基地は戦略航空軍団の作戦基地として機能し、その後は戦術航空軍団が運営を引き継ぎました。

また、ボイシ川の南支流沿いに位置するアンダーソンランチ・ダムは、1950年に完成した際には世界で最も落差が大きいフィルダムとして知られていました。

地理

エルモア郡の総面積は3100.51平方マイル（おおよそ8,030.3 km²）で、その大部分は陸地で構成されており、わずかに水域も含まれています。郡の最高地点はソートゥース原生地にある標高10,651フィート（3,246メートル）のスノーサイド峰で、一方で最低地点はスネーク川岸の約2,500フィート（762メートル）です。

エルモア郡は複数の隣接郡を持ち、北にはボイシ郡、南にはオワイヒー郡、東にはキャマス郡などがあります。周辺にはボイシ国立の森やソートゥース国立の森、スネーク川猛禽類国立保存地域など、自然の美しさを楽しめる場所が点在しています。

人口動態

エルモア郡の人口は、2000年国勢調査のデータに基づいて、都市と地域に分かれています。郡内の主な都市はマウンテンホームとグレンズフェリーです。また、未編入の町としてアトランタやフェザービル、パインなども含まれています。ガーストタウンであるロッキーバーもその一つです。

まとめ

エルモア郡は、その豊かな歴史と美しい自然が魅力の地域です。郡庁所在地のマウンテンホームを中心に、周囲の様々な観光地や歴史的な名所を訪れることができ、多くの人々にとって魅力的なエリアとなっています。

もう一度検索