エル・ソラール

エル・ソラール(El Solar、1956年5月25日 - )は、メキシコハリスコ州サコアルコ・デ・トーレス出身の覆面レスラーです。そのキャリアは長く、数々のタイトルを獲得し、日本でも多くのファンを魅了してきました。実弟はソラール2号、実子にはソラール・ジュニア、イホ・デ・ソラールがおり、レスリング一家としても知られています。

来歴

1975年5月、サンルイスポトシでのデモニオ・ロホ戦でデビュー。初期には、スペル・アストロ、ウルトラマンとのトリオ「ロス・カデテス・デル・エスパシオ」(宇宙の騎士団)として、宇宙をモチーフにした斬新なチームで活躍しました。

日本へは1981年8月、新日本プロレスの「ブラディ・ファイト・シリーズ」で初来日。シリーズ最終戦となる9月23日の田園コロシアム大会では、当時人気絶頂だったタイガーマスクとのシングルマッチが実現しました。しかし、試合中に左肩を脱臼するアクシデントに見舞われ、不本意な敗戦となりました。

その後、1992年にはユニバーサル・プロレスリングに来日。1994年にはリングネームを「マリアッチ」と改め、新たなキャラクターで活動しました。1997年、1998年、1999年にはみちのくプロレスに参戦し、日本のインディーシーンでもその存在感を示しました。

2002年3月には、DEEPに来日し、総合格闘技に初挑戦。鈴木みのると対戦しました。2004年1月には「ハッスル」にプロレスラーとして来日しています。

2010年7月には「LUCHA FESTA 2010」、2012年8月にはみちのくプロレスの「ふく面ワールドリーグ戦」、2013年7月にはプロレスリング華☆激に来日するなど、晩年まで精力的に活動しました。

得意技

ソラリーナ
ロメロ・スペシャル
トペ・スイシーダ

タイトル歴

UWA世界ジュニアライトヘビー級王座
UWA世界ミドル級王座
UWA世界ウェルター級王座
WWA世界ミドル級王座
ナショナル・ミドル級王座
* UWFスーパーミドル級王座

エル・ソラールは、その華麗な空中殺法と卓越した関節技で、ルチャリブレの魅力を日本に伝えた功労者の一人と言えるでしょう。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。