オマー・ナルバエス (野球)

オマー・ナルバエス：ベネズエラ出身のMLB捕手

オマー・ダビド・ナルバエス（Omar David Narvaez、1992年2月10日 - ）は、ベネズエラのアラグア州マラカイ出身のプロ野球選手。現在はシカゴ・ホワイトソックスに所属し、捕手として活躍しています。右投左打。

プロ入りからMLBデビューまで

2008年にタンパベイ・レイズと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。ベネズエラのルーキー級リーグで経験を積んだ後、2011年にアメリカ本土へ渡り、ルーキー級やA-級のチームでプレーしました。

2013年12月12日、ルール・ファイブ・ドラフトでシカゴ・ホワイトソックスから指名を受け、移籍。A級、A+級でのプレーを経て、2016年7月6日にメジャー初昇格を果たしました。同年7月17日のロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャーデビュー。初打席で二塁打を放ち、その才能の片鱗を見せました。

マリナーズ、ブルワーズでの活躍

2018年11月30日、アレックス・コロメとのトレードでシアトル・マリナーズへ移籍。2019年には132試合に出場し、打率.278、22本塁打、55打点を記録。持ち前の打撃センスを開花させました。

2019年12月5日には、アダム・ヒルとドラフト指名権とのトレードでミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。2021年には自身初となるオールスターゲームに選出され、MLBを代表する捕手としての地位を確立しました。

メッツ、そして再びホワイトソックスへ

2022年12月22日、ニューヨーク・メッツと2年総額1500万ドルの契約を結びました。しかし、2024年は打撃不振に苦しみ、5月31日にDFAとなり、6月5日に自由契約となりました。

その後、ヒューストン・アストロズとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格は叶わず。2025年1月10日、古巣であるシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、再びメジャーの舞台を目指すことになりました。

選手としての特徴

ナルバエスは、打撃センスに優れ、広角に打ち分けることのできる打者です。また、強肩も持ち合わせており、盗塁阻止率も高い数値を誇ります。一方で、フレーミングには課題が残ります。2019年には、フレーミングの指標でリーグワースト2位を記録しています。

代表としての活躍

2023年には、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のベネズエラ代表に選出されました。

年度別打撃成績

（2024年度シーズン終了時）

年度別守備成績

（2024年度シーズン終了時）

記録

オールスターゲーム選出：1回（2021年）

背番号

38（2016年 - 2018年）
22（2019年、2025年 - ）
10（2020年 - 2022年）
* 2（2023年 - 2024年）

オマー・ナルバエスは、MLBでの経験豊富な捕手として、これからもその活躍が期待されます。

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