オランダ島

オランダ島

岩手県下閉伊郡山田町に位置するオランダ島は、山田湾に浮かぶ無人島です。行政上は山田町境田町に属し、正式名称は「大島」といいます。三陸復興国立公園の自然保護地域に指定されており、南には小島が隣接しています。

歴史

オランダ島の名前の由来は、1643年にオランダ船「ブレスケンス号」が山田町に漂着した事件に遡ります。この出来事をきっかけに、山田町はオランダのザイスト市と姉妹都市提携を結び、国際的な交流を深めています。

海水浴場

オランダ島は「東北唯一の無人島海水浴場」として知られ、夏には多くの海水浴客で賑わっていました。山田町とオランダ島を結ぶ連絡船は、岩手県北自動車によって運営されていましたが、2011年の東日本大震災により海水浴場は一時閉鎖されました。その後、2020年8月には町民限定で再開され、2021年からは一般客も受け入れるようになりました。

自然

オランダ島は自然豊かな島であり、三陸復興国立公園の一部として保護されています。周辺の海域は透明度が高く、海水浴や釣りを楽しむことができます。また、島内には遊歩道が整備されており、自然散策も楽しめます。

その他の情報

山田町には、オランダ島の他に「大島」という名前の島がもう一つ存在します。こちらは船越半島の南側に位置し、タブノキが多く生育しているため、「タブの大島」と呼ばれています。

関連項目

ブレスケンス号事件

外部リンク

オランダ島 - 山田町観光協会
海水浴場のご案内 - 山田町
橘弘文「神になった無法者　岩手県下閉伊郡山田町の島の坊伝説をめぐって (PDF) 」『大阪浄明大学紀要』6（2006年）

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