オリエンタル白石

オリエンタル白石株式会社の概要

オリエンタル白石株式会社は、日本を代表する建設会社で、特にプレストレスト・コンクリート（PC）工事において大手企業として知られています。当社は、太平洋セメントや日本製鉄と密接な関係を持ち、JPX日経中小型株指数の構成銘柄となっています。

主な事業内容

主に、オリエンタル建設株式会社が得意としたプレストレスト・コンクリート橋の上部工施工や、株式会社白石が手掛けていたニューマチックケーソン工法に注力しています。これに加え、独自の技術を活用した橋脚の補修・補強工事や、大規模更新事業として注目される床版取替工事など、さまざまな施工を展開しています。また、全国に3か所の自社工場を持ち、プレストレスト・コンクリートの製造も行っています。

沿革

オリエンタル白石株式会社の歴史は、1952年に「オリエンタルコンクリート株式会社」として設立されたことに始まります。その後、1990年に「オリエンタル建設株式会社」に商号を変更し、1995年には東京証券取引所第二部に上場します。1996年には第一部に昇格し、2007年には橋梁下部工・基礎工事の大手企業である株式会社白石を吸収合併し、現社名に変更されました。

改編期には困難も伴い、2008年には負債約605億円を抱え、会社更生手続を申し立てましたが、2011年にはその手続が終結し、再建への道を歩み始めました。2014年には持株会社体制に移行し、2021年には東京証券取引所第一部に再上場を果たしました。このように、オリエンタル白石は過去の厳しい時期を乗り越え、成長を続けています。

主な施工物件

オリエンタル白石は、多くの重要なインフラ工事を手がけてきました。具体的には、以下のようなプロジェクトがあります：

• - 【橋梁上部工】

- 角島大橋（山口県）
- 第二名神高速道路 木曽川橋（三重県）
- のぞみ橋（岐阜県）
- 沖縄自動車道 億首川橋（沖縄県）など

• - 【ニューマチックケーソン】

- レインボーブリッジ（東京都）
- 名港トリトン（愛知県）
- 東尾久浄化センターポンプ棟（東京都）など

• - 【PC建築】

- 河口湖町役場（山梨県）
- フクダ電子アリーナ（千葉県）

• - 【脚注】

オリエンタル白石のプロジェクトは、国のインフラに重要な役割を果たしており、同社の技術力と経験は高く評価されています。加えて、みどり会の会員企業であり、三和グループに属することも、安定した経営基盤を支える一因となっています。今後さらなる成長が期待される企業です。

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