オレンジズ・アンド・レモンズ

『オレンジズ・アンド・レモンズ』

『オレンジズ・アンド・レモンズ』（原題: Oranges & Lemons）は、1989年にヴァージン・レーベルから発表された、イギリスのロックバンドXTCの9枚目のスタジオアルバムです。このアルバムは1988年にロサンゼルスのオーシャン・ウェイ・レコーディングで録音され、斬新なサウンドと緻密なアレンジで評価されています。アルバムのタイトルは、子供向けの歌として知られるマザー・グースの「オレンジとレモン」に由来しています。

アルバムの特徴

本作はアナログ盤としては2枚組でリリースされ、特にCDを中心に制作されたことが特徴的です。このアルバムを通じて、XTCは従来のライブパフォーマンスからは遠ざかっていましたが、アルバムのプロモーションに合わせてアメリカのいくつかのラジオ局やテレビ局でアコースティックギターを使用した公開収録を行いました。

収録曲

アルバムにはいくつかの収録曲がありますが、特に注目されるのは「Garden of Earthly Delights」や「King for a Day」などです。これらの曲は各々の持つ響きが異なり、リスナーに印象的な体験を提供します。さらに、2001年にはリマスター盤も登場し、イントロの無音部分がカットされたり、特定の楽器の音が強調されるなどの改良が加えられました。

限定盤とリマスター

また、本作には限定版として3枚のミニCDが含まれたボックスセット（CDVT2581）も発売され、さらなる音楽体験を提供しています。リマスター版（CDVX 2581）は特に注目され、いくつかの曲が新しいミックスへと変更されており、音質が向上したことで新たな魅力を加えています。

レコーディングメンバー

アルバムには、XTCの主要メンバーであるアンディ・パートリッジ（ボーカル、ギター）、コリン・モールディング（ボーカル、ベース）、デイヴ・グレゴリー（ボーカル、ギター、キーボード）が参加しており、彼らの演奏がアルバムの大きな魅力となっています。さらに、パット・マステロット（ドラム）やマーク・アイシャム（管楽器）など、他のミュージシャンも参加しており、バラエティに富んだサウンドを実現しています。

スタッフ

アルバムのプロデューサーには、ポール・フォックスが名を連ね、エンジニアリングにはエド・サッカーが担当しています。アシスタントエンジニアも複数名おり、彼らの協力によって完成度の高い作品が生まれました。

外部リンク

詳細については、Discogsの公式ページをご覧ください。アルバムのリリースや関連商品に関する情報が収録されています。

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