オートレースの競走一覧

オートレース競走体系：グレード制と主要レース

オートレースは、その競走をグレード制によって分類しています。最高峰のSGから、特別GI、GI、GII、そして普通開催へとランク分けされており、それぞれのグレードには特徴的なレースや賞金体系が存在します。

1. SG（スーパーグレード）

オートレースにおける最高峰の競走がSGです。年間5つの開催があり、全国から選抜されたトップクラスの選手たちがしのぎを削る、ハイレベルなレースが展開されます。

主要SG競走: 全日本選抜オートレース、オールスターオートレース、オートレースグランプリ、日本選手権オートレース、スーパースター王座決定戦など。
優勝賞金: 1420万円～3000万円と、非常に高額です。
特徴: 全国の精鋭選手が競い合うため、常に手に汗握る展開が期待できます。

過去には「東西チャンピオンカップ」もSGとして開催されていましたが、現在は廃止されています。

2. 特別GI（G1）

全国ランキング上位96名を選抜して開催される「共同通信社杯プレミアムカップ」が該当します。ボートレースのプレミアムGIに相当するレースであり、他のGIとは異なる格付けと賞金体系が設定されています。優勝賞金は610万円で、優勝戦3着までに入賞した選手にはスーパースター王座決定戦のトライアルポイントが付与されるため、「準SG」とも呼ばれています。原則として年2回、各場で持ち回りで開催されます。

3. GI（G1）

各場で年間2～3回開催されます。SGよりも開催地優先の選手配分となる傾向があり、地元選手と他場からのトップクラス選手が混ざり合う、バランスのとれたレース構成となっています。

優勝賞金: 約310万円
特徴: 地方色豊かなレース展開や、地元選手への期待感も魅力のひとつです。

過去には「全国地区対抗戦」「グランドチャンピオン決定戦」「春のスピード王決定戦」「オート発祥記念船橋オート祭」「黒潮杯争奪戦」などのGI競走がありましたが、現在は廃止されています。

4. GII（G2）

GII競走は、特色のある企画レースが多いのが特徴です。優勝賞金は約170万円で、SGやGIに比べると規模は小さめですが、独自の企画やテーマを持った、個性豊かなレースが数多く開催されています。

特徴: 新進気鋭の選手の発掘や、ベテラン選手の意地と技の競演など、様々なドラマが生まれる舞台です。

過去には「期別対抗チャレンジカップ」「ウインターカップ」「関東地区選手権」「まがたま杯争奪戦」など、多くのGII競走が開催されていましたが、現在では廃止されているものも多いです。

5. 普通開催

SG、GI、GIIに属さない一般競走です。これらの中でも特に有名なレースには、「スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」「スーパースターガールズ王座決定戦」「ミッドナイトオートレース」「オートレースNo.1決定戦」「伊勢崎アフター5ナイター」「川口ナイトレース」「浜松アーリーレース」などがあります。

まとめ

オートレースの競走は、最高峰のSGから、一般競走まで、様々なグレードと特徴を持つレースで構成されています。それぞれのグレードのレースには、独特の魅力と見どころがあり、ファンを魅了し続けています。各レースの開催時期や出場選手の情報は、オートレース公式サイトなどで確認することができます。

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