オープン・ザ・ツインゲート王座

オープン・ザ・ツインゲート王座

オープン・ザ・ツインゲート王座は、日本のプロレス団体であるDRAGONGATEが管理・認定するタッグの王座です。この王座は、2007年に誕生して以来、多くの名勝負や記録が生まれてきました。

歴史的経緯

この王座は2007年8月26日に始まりました。当時、土井成樹と吉野正人のコンビがSummer Adventure Tag Leagueを制し、暫定王者として名を馳せました。その後、彼らはインターナショナルジュニアヘビー級タッグ王者である新井健一郎&岩佐拓組との王座統一戦を提案し、10月12日のDRAGONGATE後楽園ホール大会で対戦しました。この試合に勝利した土井&吉野組は王座名をオープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王座に変更し、初代王者となりました。

2021年9月20日、インターナショナルジュニアヘビー級タッグ王座を管理していた天龍プロジェクトとの協議の結果、これら2つの王座は解体され、オープン・ザ・ツインゲート王座に改称されました。これにより、より一層の注目と信頼を集めることとなったのです。

チャンピオンベルトの変遷

王座のチャンピオンベルトには独特のデザインが施されています。初代チャンピオンベルトは、日本、アメリカ、メキシコ、オーストラリアの国旗をあしらったデザインで、革の部分は青で統一されていました。この初代ベルトは2009年7月まで使用されていました。

次に使用された2代目ベルトは、CIMAとGammaによって勝手に持ち出されました。彼らはベルト上部の「TWIN」と書かれた部分に「NEHO」と書いたテープを貼り付け、左右には「ネ」と「ホ」が描かれるなど、ユーモラスなデザインで話題になりました。このベルトは2020年6月まで使用されました。

そして現在の3代目チャンピオンベルトは、DRAGON GATEのロゴがリニューアルされ、中心に二つのロゴが重ねられたスタイリッシュなデザインとなっています。

歴代王者と記録

オープン・ザ・ツインゲート王座には、多くの歴代王者が存在します。最多戴冠者はYAMATOで、彼は10回のタイトル獲得を記録しています。また、T-HawkとEitaはそれぞれ4回戴冠しています。特筆すべきは、土井成樹とYAMATOのコンビが9回の連続防衛記録を持っている点で、これは歴代でも特筆すべき成果です。

デビューから最短での戴冠記録を持つのはSB KENToで、彼はわずか2年で王者になりました。これにより、若手選手にも道が拓かれることとなるでしょう。

他団体への流出

2023年4月4日、拳王（プロレスリング・ノア）と近藤修司（フリー）組がこの王座を獲得し、オープン・ザ・ツインゲート王座が初めて他団体に流出しました。この他にも、フリーや他団体に所属する選手たちが、KAIやKAZMA SAKAMOTO、ディアマンテ、清宮海斗、アレハンドロ、フラミータといった様々な選手が王座を手にしたことも記憶に残ります。

オープン・ザ・ツインゲート王座は、今後も新しい歴史を刻んでいくことでしょう。

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