吉野正人

吉野 正人（よしの まさと）

吉野正人（1980年7月17日生まれ）は、日本の元プロレスラーであり、特にDRAGON GATEでの活躍が有名です。
彼は大阪府東大阪市出身で、現在はYouTuberとしても知られています。血液型はA型です。特にアメリカのプロレス団体「ROH」では「地球上で最も速いレスラー」と称され、そのスピードは彼の代表的な特技とされています。

来歴

吉野は、小学生と中学生の時代に野球に打ち込んでいましたが、1996年のアントニオ猪木とビッグバン・ベイダーの試合を観てプロレスに興味を持ちます。アマチュアプロレス団体JWA関西での修行を経て、後にメキシコに渡り、闘龍門の7期生としてプロレスデビューしました。

彼のプロレススタイルはデビュー当初から独特で、初期にはターザンをモチーフとしたキャラクターで観客を魅了しました。その後、彼はリングネームを「YOSSINO」に変更し、イタリアン・ターザンというギミックを展開。2003年にはウルティモ・ドラゴンのパートナーとして第1回ディファカップに勝利しました。

2005年にはDRAGON GATEでオープン・ザ・ブレイブゲート王座を創設し、その後も多くの王座を獲得することになります。特に2006年にはブレイブゲート王者に君臨し、最多防衛記録を達成するなど、彼のキャリアは華々しいものでした。

ユニット活動

一時期のBlood Generationに加入後、彼はさまざまなユニットで活躍しました。特に、ライバルである土井成樹とのタッグ「土井吉」は注目を浴び、6度の防衛を果たしました。2008年には新たに「WORLD-1」を結成し、ユニット間の盟友や抗争を通じてファンを魅了しました。

タイトル獲得

吉野はDRAGON GATEの各タイトルをほぼすべて制覇し、その中でもオープン・ザ・ドリームゲート王座を複数回獲得しました。また、KING OF GATE大会でも優勝した経験があります。特に彼は多彩な必殺技を持ち、進化を続ける選手として知られています。

引退とその後

2019年12月26日に首の状態が悪化し、2020年内に引退を宣言。その後、首の状態が多少改善したため、2021年8月1日に引退試合を行うことを正式に発表しました。地元兵庫で引退試合を終えた後、パーソナルジム「SPEED STAR」を開設し、YouTubeでも活動を開始しました。2022年にはGLEATのコミッショナーとしても登場し、新たな挑戦を続けています。

彼のスピード感や似たユニークな技術は多くのファンに愛され続けており、プロレス界における存在感は今もなお輝きを放っています。

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