オールスター紅白水泳大会

オールスター紅白水泳大会

『オールスター紅白水泳大会』（通称：紅白）は、1970年から1986年までフジテレビ系列で毎年夏の時期に放送された特別番組です。この番組は全17回にわたり、芸能人が紅白に分かれて様々な競技を行い、その様子を楽しむスポーツバラエティ番組として人気を博しました。また、この番組には1974年から1987年まで同局で放送された『オールスター寒中水泳大会』（通称：寒中）との関連性もあります。

概要

紅白は外部の野外プールを舞台にして、芸能人たちが紅白のチームに分かれ、競技を通じて対戦を繰り広げます。これはまた、フジテレビの『オールスター紅白大運動会』と同じように、芸能人たちが競うスポーツバラエティとしてあまりに有名です。1974年から始まった『寒中』もこれに関連し、冬は屋内プールでの活動が続けられました。初めての放送は『テレビグランドスペシャル』として行われましたが、1973年からは『火曜ワイドスペシャル』に移され、一部競技はそちらへ組み込まれる形となりました。

収録場所については、紅白は初回のみ船橋ヘルスセンターで行われ、その後は大磯ロングビーチに定められました。一方、寒中は1980年まで池袋スケートセンター内の屋内プールで行われ、以後は大磯プリンスホテルに変更されました。こうして夏と冬の両シーズンが全て大磯町で行われる形になりました。

特別版および主な競技

1987年まで続いたこの番組は、同年夏にリニューアルされ、『ジャポーン 女だけの水泳大会』として女性限定のイベントに生まれ変わりました。1988年には、あまたの変化を経て『ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会』に統一され、女性を中心に参加者が構成されました。
特別版もいくつかありました。例えば、1978年には『真夏の水中フェスティバル 女の子一杯満員御礼』が放送され、女性芸能人が競う場となりました。この年はニューヤンキースも出場し、司会進行は小林大輔氏が担当しました。また、1982年には『600回記念特集 見たい見せたいスターのあの水着』が放送され、名シーンを振り返る総集編として多くの視聴者の注目を集めました。

この番組の代表的な競技には、男女競泳決勝、水上お見合い大作戦、水上障害物競走、着せ替え競争などが含まれ、多くのエンターテイメントが詰まっています。特に最後の競技、紅白決勝リレーは、観客の盛り上がりが特に大きく、印象的なフィナーレを飾ることが多かったです。

表彰式とその後

全ての競技が終了した後には表彰式が行われ、合計得点が発表され、最も高い得点を獲得したチームが勝者となりました。優勝したチームにはキャプテンに優勝旗が贈られ、特別賞や個人賞なども発表されました。こうした競技や表彰を通じて、この番組は視聴者にとってかけがえのない夏の風物詩とすることに成功したのです。競技のバックグラウンド音楽にはクリフ・リチャードの『コングラチュレーション』が使用され、祝福の雰囲気を演出しました。

まとめ

『オールスター紅白水泳大会』は単なる競技を越え、芸能人同士の遊び心や親しみやすさを通じて多くのファンに愛された特別番組であり、今なおその楽しさが記憶に残っています。

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