カイ・フォーバス

カイ・フォーバス

カイ・フォーバス（Kai Forbath, 1987年9月2日 - ）は、カリフォルニア州サンタモニカ出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはプレースキッカーで、現在はダラス・カウボーイズに所属。

プロ入りまで

カリフォルニア州サンタモニカで生まれ、シャーマンオークスのノートルダム高校に進学。高校時代には、33本のFGのうち26本を成功させ、213得点を記録。最長FGは57ヤード。キックオフでは188回中150回をタッチバックとするなど、傑出した成績を残し、USAトゥデイよりオールアメリカンに選出された。

大学進学を前にした2006年には、Rivals.comから全米ナンバー1キッカーと評価され、カリフォルニア大学、ノートルダム大学、オレゴン大学などからオファーを受けた。最終的にUCLAへの進学を決意。

2006年を練習生として過ごした後、2007年には30本中25本のFGを成功させ、トライフォーポイントは30回全て成功。チームトップの105点を挙げた。この年、UCLAの選手として初めて50ヤード以上のFGを5本成功させ、オレゴン大学戦では54ヤードのFGを成功させている。

2年目の2008年には、22本中19本を成功させ、最後の13本は連続成功。パシフィック・テン・カンファレンスのファーストチーム、オールアメリカンサードチームに選ばれた。テネシー大学戦では、4オーバータイムに42ヤードの決勝FGを成功させた。

2009年には、29本中26本のFGを成功（50ヤード未満のFGは全て成功、50ヤード以上のFG6本中3本を成功）、トライフォーポイントを23本中22本成功させ、100得点を記録。全米最優秀キッカーに与えられるルー・グローザ賞を、アラバマ大学のリー・キフィン、ジョージア大学のブレア・ウォルシュと争った末、受賞した。

2010年11月6日のオレゴン州立大学戦では、試合終了と同時に51ヤードの決勝FGを決めた。この年もルー・グローザ賞のセミファイナリストとなっている。

大学通算では、84.2%のFGを成功。これはジョン・リー（85.0%）に次ぐ歴代2位の記録であった。また、2本以上のFG成功27試合、3本以上のFG成功13試合と、2つのNCAA記録を残した。

NFL

2011年のNFLドラフトを前に、プレースキッカーとして全米で2番目に高い評価を受けていたが、重傷を負っていたためドラフトでは指名されず。2011年8月2日、ダラス・カウボーイズとドラフト外エージェントで契約を結んだ。この年はNFIリストにとどまり、2012年4月16日にウェーバーされた。翌17日にはタンパベイ・バッカニアーズと契約を結び、プレシーズンゲームでは55ヤードのFGを含む5本すべてのFGを成功させたが、コナー・バースとのポジション争いに敗れた。

2012年10月9日、ワシントン・レッドスキンズのワークアウトにオリンド・メア、ジョシュ・ブラウンらとともに参加し、不振のビリー・カンディフの代わりに契約を結んだ。10月14日のミネソタ・バイキングス戦で50ヤードのFGを成功させた。第14週のボルチモア・レイブンズ戦では、48ヤード、49ヤードのFG、そしてオーバータイムに34ヤードの決勝FGを成功させた。第16週のフィラデルフィア・イーグルス戦で2本のFGを成功させ、それまでギャレット・ハートリーが持っていたNFLの新人記録を更新する17本連続のFGを成功させている。

外部リンク

通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference （英語）
College Football at Sports-Reference.com （英語）

もう一度検索