カシアスRECORDS

カシアスRECORDS

カシアスRECORDSは、2006年6月20日、フジテレビ系の「登龍門ニューカマーズ」にて放送された音楽バラエティ番組です。この番組は、ゲストアーティストに新曲を提供することを目的としており、特に島田紳助が作詞、BOROが作曲を担当しました。

番組の中心的な形式は、ゲストのアーティストが自身の人生を映したVTRを見た後、トークセッションを行い、最終的にはその場で新曲を披露するというものでした。出来上がった楽曲については、ゲストが評価し、契約書に「はい」と記すことで正式に楽曲提供が成立する流れでした。この独自のスタイルが、多くの視聴者の関心を引き、話題を呼びました。

出演者

番組のメインキャストには、社長役のカシアス島田こと島田紳助をはじめ、営業課長に高原兄が、営業職には次長課長の河本準一さんと井上聡さんが、そして秘書役にはフジテレビのアナウンサー中村仁美が登場しました。また、番組では楽曲を作り上げる過程を見せる一方、作曲家のBOROやナレーションを担当した牧原俊幸なども重要な役割を果たしました。

ゲストアーティストとしては、実力派の上田正樹や香田晋が番組に登場し、何気ない会話を交わしつつ音楽を通じての感動を届けました。また、VTRゲストとしては、YOSHIKIが特別出演するなど、豪華な顔ぶれが揃いました。

放送の意義

「カシアスRECORDS」は、島田紳助が音楽番組に出演したのは日本テレビ系の「歌のトップテン」以来であり、彼の音楽の才能を再び世に知らしめる機会となりました。特に、彼が楽曲制作を行う際の名義「カシアス島田」に注目が集まり、以降の制作活動にも影響を与えました。

放送後、この番組で生まれた香田晋の「おかあさん」は、『クイズ!ヘキサゴンII』のエンディングテーマとしても使用されるなど、ブレイクのきっかけとなる作品が多く生まれました。また、カシアス島田という名義は、島田紳助が音楽制作を行う際に特に用いられるようになり、関連楽曲でもこの名義が使用されるようになりました。

影響

2008年以降、『クイズ!ヘキサゴンII』関連の楽曲ではカシアス名義として紹介されることが増え、特に「ラクダになるぞ」以降、島田紳助からカシアス島田への表記変更がなされました。しかし、クイズ番組以外の楽曲については、引き続き島田紳助名義での発表が続きました。一例として、羞恥心の「我が敵は我にあり」のRYOEI版が紳助名義である一方、羞恥心版ではカシアス名義となっています。

和気あいあいとした雰囲気で展開された「カシアスRECORDS」は、参加したアーティストにとっても貴重な経験となり、彼らの音楽キャリアを支えた重要な番組となりました。音楽の側面から、人々の心を動かすきっかけを提供した本番組は、今日でも多くの人に記憶されています。

関連リンク

* フジテレビホームページ

もう一度検索