我が敵は我にあり

我が敵は我にあり

「我が敵は我にあり」（わがてきはわれにあり）は、音楽アーティストRYOEIの6枚目のシングルであり、2008年11月7日にインディーズレーベルから発表されました。作詞は島田紳助が担当し、同じく紳助がプロデュースを手がけていたユニット・羞恥心がアルバム収録曲としてこの曲を発表した時期と重なります。

楽曲の誕生

この楽曲は、もともとは島田紳助が経営していた飲食店の社歌として作られました。作曲は、高原兄が担当。彼は以下、多くの紳助プロデュースの楽曲を手がけることになります。RYOEIのシングル「DEAI」（2007年1月発売）のカップリング曲としても収録されていました。2007年4月に放送されたフジテレビの特別番組『島田紳助のスベらない沖縄旅行』では、RYOEIがギターで弾き語りをする姿が披露されました。

RYOEIは、この曲をライブで何度も歌うことで自身のものにしていく過程を経て、もう一度きちんとした形で録音したいと紳助に申し出ます。これにより、最終的にはシングルとして再リリースされることになります。

テレビでの活用

翌年の2008年12月17日には、フジテレビで放送されたドキュメンタリー番組『NONFIX 信じたい 〜32歳“入れ墨ボクサー”の闘い〜』のエンディングテーマとして起用されました。この番組ではプロボクサーの大嶋記胤が、自身のブログで「俺の今イチオシの歌手です! 曲名! 我が敵は我にあり! これを一回聞いただけで惚れました」とコメントしたことが注目されました。

カップリング曲

シングルのカップリング曲として収録されたのは、沖縄民謡の「てぃんさぐぬ花」です。この楽曲を演奏するためにRYOEIは三線を練習し、これまで演奏したことのなかった楽器に挑戦しています。過去のCDにも三線が使用される楽曲があったものの、別の演奏者によるものでした。

収録曲

1. 我が敵は我にあり（作詞：島田紳助、作曲：高原兄、編曲：ジョー・リノイエ）
2. 君らしく僕らしく（作詞・作曲：RYOEI、編曲：中村太知）
3. てぃんさぐぬ花（作詞・作曲：沖縄民謡）

この楽曲は、2008年10月22日に発売されたコンピレーションアルバム『WE LOVE ヘキサゴン』にも収録されています。RYOEIは、紳助から「羞恥心も歌うから相乗効果やで」といわれ、このアルバムの方が早くリリースされることとなりました。

パフォーマンスと映像

楽曲の初披露は、2008年10月4日に開催された「ヘキサゴンファミリーコンサート」で行われ、その後も『クイズ!ヘキサゴンII』のさまざまな放送回で取り上げられました。特に10月15日の放送分ではフルコーラスが歌われ、同月30日にはNHKの『MUSIC JAPAN』でもパフォーマンスされました。さらに、2009年1月11日の日本テレビ系『行列のできる法律相談所 新年特別感動SP』でもBGMとして使用されています。

また、ミュージックビデオはDVD『ヘキサゴンファミリーコンサート 2008 WE LIVE♥ヘキサゴン』に収録されています。

文化的な影響

この曲は、テレビアニメ「爆丸バトルブローラーズ」の第2期・第3話においてもサブタイトルに使用され、楽曲が持つ影響力を示しています。「我が敵は我にあり」は、紳助とRYOEIの音楽的コラボレーションを象徴する名曲であり、多くの人々に親しまれている楽曲です。

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