カヌング県

カヌング県は、ウガンダ南西部のキゲジ北西部に位置する県です。2001年7月にルクンギリ県からキンキジ郡が分離し、新設されました。面積は1,228.28平方キロメートルで、カヌングとキヒヒの2つのタウンカウンシル（TC）を含む11の副郡、54の教区、そして508の村から構成されています。

2002年の国勢調査によると、カヌング県の人口は205,095人です。県の行政長官に相当する第5地域議会（LC5）議長は、ジョゼフィン・カシャが務めています。

地理

カヌング県は、北をエドワード湖に面しており、その北部地域はクイーン・エリザベス国立公園の一部となっています。南部は山岳地帯であり、マフガにあるブリンビ峰は標高2,503メートルを誇ります。キソロ県、カバレ県の北部と共に、ブウィンディ原生国立公園に指定されており、貴重な自然が保護されています。

歴史

2000年3月17日、カヌング県では「神の十戒復古運動」という宗教団体による集団自殺事件が発生し、世界的な注目を集めました。また、北キヴ紛争などの影響により、難民が流入した歴史も持っています。

隣接する県

カヌング県は、以下の県と隣接しています。

ルバンダ県
ルクンギリ県
キソロ県

西側はイシャシャ川を挟んで、コンゴ民主共和国の北キヴ州と国境を接しています。

観光

ブウィンディ原生国立公園は、カヌング県の主要な観光資源です。ここでは、マウンテンゴリラをはじめとする多様な動植物を観察することができます。また、周辺地域には美しい自然景観が広がっており、ハイキングやバードウォッチングなどのアクティビティも楽しめます。

まとめ

カヌング県は、豊かな自然と歴史を持つ地域であり、ウガンダの多様性を象徴する場所の一つです。過去の悲劇を乗り越え、現在は観光地として、また地域の発展を目指して歩んでいます。

関連項目

ウガンダの行政区画

外部リンク

* District Information Portal :: Kanungu District（英語）

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