カノン (お笑い)

カノン（お笑いコンビ）

カノンは、かつて松竹芸能に所属していたお笑いコンビです。

来歴

早稲田大学のお笑いサークル「早稲田大学寄席演芸研究会」で出会った樋山潤と田丸裕章が、互いに最初に声を掛け合ったことをきっかけに2003年結成。

アマチュア時代にお笑い大会を観覧していた松竹芸能のマネージャーにスカウトされ、同事務所に所属しました。

コンビ名の由来は音楽形式のカノンにちなみ、田丸によれば、コンビ名を決める際に立ち寄った喫茶店で偶然カノンが流れていたこと、または自分たちのネタが繰り返しの要素を含むことから名付けられたといいます。

M-1グランプリには2006年と2007年に出場しましたが、いずれも3回戦で敗退。2011年3月23日をもって解散しました。

解散後、2人は芸能界を引退しましたが、2019年のM-1グランプリにアマチュアトリオ「マグマ」としてエントリーしました。

メンバー

樋山 潤（ひやま じゅん、1983年11月8日 - ）
立ち位置：左
ボケ担当
特徴：眼鏡を着用。A型。東京都新宿区出身。東京都立大学附属高等学校、早稲田大学商学部卒業。趣味は音楽鑑賞。
大学卒業前に商社の最終面接まで進むも不採用となり、お笑いの道へ。
「あらびき団」では、東野幸治に「探偵!ナイトスクープの依頼者顔」と評されました。
2011年3月23日放送の「あらびき団」出演を最後に芸能界を引退。その後、ニューヨーク留学を経て会社員となりました。
2022年には、東京都豊島区雑司ヶ谷におにぎり屋をオープンしています。

田丸 裕章（たまる ひろあき、1983年7月14日 - ）
立ち位置：右
ツッコミ担当
特徴：背が高い。AB型。石川県金沢市出身。早稲田大学法学部卒業。趣味は読書。
5歳から1年間、父親の仕事の都合でイギリスに滞在。
大学のお笑いサークル時代からマヂカルラブリーの村上と親交があります。
解散後、コーヒールンバの平岡佐智男と一夜限りのコンビを組みましたが、正式なコンビには至らず。
ピン芸人として活動後、引退。2012年に大学のお笑いサークルの同期である舟橋政宏の紹介で一般企業に就職しました。

芸風

ボケとツッコミの役割を明確にせず、独特な設定のコントを得意としました。

代表的なネタには、「ピザカッターのカスタマーサービスセンター」「どうでもいいことだけ黙秘する犯人」「意味もなくタウンページを暗記している男」「鼻くそをほじっているとなぜかスターウォーズのテーマが流れる男」などがあります。

後に、2人が正面を向いて直立し、交互にセリフを言うスタイルを確立しました。

代表作は「僕たちは動物園が大好きです」のシリーズで、WWFのTシャツを着て、実在する動物園や動物を紹介しながら、愛情が強すぎて興奮状態に陥る様子を表現しました。

このシリーズには、「旭山動物園」「熱川バナナワニ園」「町田リス園」「市原ぞうの国」などのレパートリーがあります。

樋山が元々動物園好きであり、旭山動物園のネタから制作を始め、自身もこのネタがターニングポイントだったと語っています。

出演番組

爆笑オンエアバトル（NHK総合）戦績1勝2敗 最高413KB
オンバト+（NHK総合）戦績0勝1敗 最高249KB
爆笑ピンクカーペット（フジテレビ）
キャッチコピー：「テレビ初登場で申し訳ございません」→「この一瞬プライスレス」→「楽しまないともったいない」
※カノンのテレビ初出演番組。初出演時は「中笑」の判定
新春ゴールデンピンクカーペット（フジテレビ）- キャッチコピーは「お正月に申し訳ありません」
お笑い図鑑 ハマヌキ（tvk）
あらびき団（TBS）
爆笑レッドカーペット（フジテレビ）- キャッチコピーは「楽しまないともったいない」
エンタの神様（日本テレビ）-キャッチコピーは「シャウトする笑年団」→「迫りくる危機」
* 半分エスパー（フジテレビTWO）

脚注

外部リンク

公式ホームページ

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