カム・オン・トゥ・ミー

曲の概要

「カム・オン・トゥ・ミー」は、ポール・マッカートニーが2018年に発表したシングルで、彼のアルバム「エジプト・ステーション」からの第一弾作品です。この曲は「アイ・ドント・ノウ」との両A面シングルとしてリリースされ、ポール自身が「口説きソング」と表現しています。彼は、楽曲のテーマを1960年代の自分を想像した場面に置き、パーティーで気になる女性にアプローチしようとする男の思いを描いています。この曲は、男が女性へ向けたアプローチのファンタジーを表現しているのです。

レコーディングの詳細

「カム・オン・トゥ・ミー」の録音はロサンゼルスのヘンソン・レコーディング・スタジオで行われました。その後、追加のセッションが英国のサセックスにあるHog Hill Millおよび有名なアビー・ロード・スタジオで行われました。このプロジェクトには、グレッグ・カースティンやジュリアン・バーグ、アレックス・パスコ、スティーヴ・オーチャードといった著名なエンジニアたちが関わっています。

リリースおよび限定版

「カム・オン・トゥ・ミー」は、2018年6月20日に両A面シングルとしてリリースされ、さらには10月11日に開催されるレコード・ストア・デイの一部として限定版が発表されました。この限定版は5000枚のみが生産され、2018年11月23日に全世界で発売されました。

ライブパフォーマンス

本楽曲が初めてライブで演奏されたのは、2018年6月21日に放送された『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』の「カープール・カラオケ」コーナーの一環で、リバプールにあるフィルハーモニック・ダイニング・ルームでの出来事でした。このパフォーマンスは、シングルのリリースにあたる6月17日に「When Corden Met McCartney (Live from Liverpool)」というタイトルで放映されました。

ポールは、2018年に行なわれたほとんどのシークレット・ギグでもこの曲を演奏し、アルバム「エジプト・ステーション」の発売前夜には『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』でジミー・ファロンと共演し、曲を披露しました。また、彼の「フレッシュン・アップ」ツアーのセットリストにも「カム・オン・トゥ・ミー」が含まれています。

参加ミュージシャン

この楽曲の制作にはポール・マッカートニー自己も多岐にわたる楽器を演奏し、リードボーカル、アコースティック・ギター、ベースなどを担当しました。外部ミュージシャンとしては、グレッグ・カースティンがプロデューサーとして参加し、エレクトリック・ギターやパーカッションも奏でています。さらに、エイブ・ラボリエル・ジュニアがドラムを演奏し、ポール・ウィッケンズがキーボードを担当するなど、強力なメンバーが揃っています。このようにして多様な楽器と才能が融合し、完成された楽曲が誕生したのです。

「カム・オン・トゥ・ミー」は、シンプルながらも深いメッセージを持つ楽曲として、多くのリスナーの心を掴んでいます。

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