カルバージョ

カルバージョ（Carballo）

カルバージョは、スペイン北西部、ガリシア州のア・コルーニャ県に位置する自治体です。ベルガンティーニョス地域に属し、美しい自然と豊かな歴史を持つことで知られています。

地理

カルバージョはア・コルーニャ県の西部に位置し、大西洋に面しています。周辺の自治体として、東にはア・ララーチャ、アルテイショ、セルセーダ、南にはトルドイア、西にはコリスタンコ、ポンテセソ、マルピカ・デ・ベルガンティーニョスがあります。自治体の中心はカルバージョ教区のカルバージョ地区です。

人口

ガリシア統計局のデータによると、2013年の人口は31,366人です。近年、人口は増加傾向にあり、2003年の28,949人から着実に増加しています。住民は18の教区、320の地区に分かれて居住しています。

歴史

カルバージョの地には、先史時代から人類が定住していました。ラソ教区では旧石器時代の石器が発見されており、その歴史の古さを物語っています。これらの石器は、現在ア・コルーニャ考古学博物館に展示されています。また、アルデムンデ教区には、巨石文化時代のドルメン「ペドラ・デ・モウラ」が残されており、カストロ文化時代の集落跡も確認されています。
自治体としてのカルバージョは1836年に創設されました。

政治

現在の自治体首長はガリシア民族主義ブロック（BNG）のエベンシオ・フェレーロ・ロドリゲス氏です。2011年の自治体選挙では、ガリシア民族主義ブロックが10議席、ガリシア国民党が8議席、TEGAが2議席、ガリシア社会党が1議席を獲得しました。

文化

カルバージョでは、ガリシア語が広く話されており、2001年の調査では、自治体住民の97.66％がガリシア語を話すと回答しています。このことは、カルバージョがガリシアの文化と伝統を大切にしていることの証左と言えるでしょう。

史跡・名所

ペドラ・モウラのドルメン（Dolmen de Pedra Moura）: アルデムンデ教区にあるドルメンで、古代の巨石文化を今に伝える貴重な遺跡です。

教区

カルバージョは以下の18の教区に分かれています。

アルデムンデ（Aldemunde）
アルメンテロン（Armentón）
アルテス（Artes）
ベルランデ（Berlande）
カンブレ（Cambre）
カルバージョ（Carballo）
エンテス（Entes）
イスー（Isso）
ラソ（Lema）
ノセーダ（Noicela）
オ・イソ（Oza）
ラバデーラ（Razo）
レボルデード（Rebordelos）
サールタ（Saaŕta）
ソフィアン（Sofán）
ヴィラール・デ・フランコス（Vilar de Francos）
ヴィミアンソ（Vimianzo）
ゼストーサ（Xestosa）

出身著名人

アルフレード・ブラーニャス（Alfredo Brañas）: 19世紀のガリシア地域主義のイデオローグであり、作家としても知られています。彼の遺体は、サン・ドミンゴス・デ・ボナバル修道院付属教会のガリシア偉人霊廟に葬られています。

外部リンク

* カルバージョ公式サイト

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