カレブ・プラント

カレブ・プラント（Caleb Plant、1992年7月8日 - ）は、アメリカ合衆国テネシー州アシュランドシティ出身のプロボクサーです。TGB・プロモーションズに所属し、マネージャーはアル・ヘイモンが務めています。彼は現在、WBA世界スーパーミドル級暫定王者のタイトルを保持しており、過去にはIBF世界スーパーミドル級王座を獲得した実績も持っています。一部ではケイレブ・プラントとも表記されます。

プロとしての道のり

プラントは、2014年4月30日にアル・ヘイモンと契約し、プロボクサーとしてのキャリアをスタートさせました。そのわずか10日後、2014年5月10日にはロサンゼルスのガーレン・センターでミドル級デビュー戦を行い、初回47秒KO勝利という衝撃的な形でプロデビューを飾りました。

スーパーミドル級での活躍

2018年2月17日、プラントはテキサス州エルパソでのIBF世界スーパーミドル級2位決定戦で、ロゲリオ・メディナと対戦しました。メディナが前日計量で体重超過により失格となったため、プラントが勝利すれば2位となる条件で試合が行われました。プラントは12回判定で勝利し、IBF世界スーパーミドル級王座への挑戦権を獲得しました。

その後、2019年1月13日にはロサンゼルスでIBF世界スーパーミドル級王者ホセ・ウスカテギに挑戦し、判定勝ちを収め、念願の王座を獲得しました。この試合で、ウスカテギは28万ドル、プラントは15万ドルのファイトマネーを得ました。

2019年7月20日には、ラスベガスでIBF世界ライトヘビー級15位のマイク・リーを相手に初防衛戦を行い、3回TKOで勝利しました。さらに、2020年2月15日には、テネシー州ナッシュビルで元WBA世界スーパーミドル級暫定王者ビンセント・フェイゲンブッツを10回TKOで下し、2度目の防衛に成功しました。2021年1月30日には、ロサンゼルスで元IBF世界スーパーミドル級王者カレブ・トルアックスとの再戦を制し、3度目の防衛に成功しました。この試合では、プラントが75万ドル、トルアックスが15万ドルのファイトマネーを得ました。

王座陥落と再起への挑戦

2021年11月6日、ラスベガスでWBA・WBC・WBO世界スーパーミドル級統一王者サウル・アルバレスとの4団体王座統一戦に挑みましたが、11回KO負けを喫し、IBF王座を失いました。

しかし、プラントは再び立ち上がり、2022年10月15日には、WBC世界スーパーミドル級挑戦者決定戦でアンソニー・ディレルに9回KO勝ちを収め、アルバレスへの再挑戦権を獲得しました。2023年3月25日には、WBC世界スーパーミドル級暫定王者デビッド・ベナビデスに挑戦しましたが、判定で敗れました。

WBA暫定王座獲得

2024年9月14日、ラスベガスでWBA世界スーパーミドル級8位のトレバー・マカンビーとWBA世界スーパーミドル級暫定王座決定戦を行い、9回TKOで勝利し、暫定ながらも王座を獲得しました。この試合は、当初8月17日に予定されていたものが、マカンビーの負傷により延期され、サウル・アルバレス対エドガー・ベルランガの前座として行われました。

人物とエピソード

プラントは、2015年に愛娘を原因不明の病で亡くし、2019年には母親が警察官に射殺されるという悲劇を経験しています。彼の妻ジョーダンは元FOXスポーツのリポーターで、現在はAmazon Prime Videoでプレミア・ボクシング・チャンピオンズのリポーターを務めています。ジョーダンはプラントの2度目の防衛戦でアメリカ合衆国国家を独唱しました。

戦績

プロボクシング戦績は、25戦23勝（14KO）2敗です。

獲得タイトル

IBF世界スーパーミドル級王座（防衛3）
WBA世界スーパーミドル級暫定王座（防衛0）

外部リンク

カレブ・プラント (@SweetHandsPlant) - X（旧Twitter）
カレブ・プラント (@calebplant) - Instagram
CALEB PLANT - Premier Boxing Champions
カレブ・プラントの戦績 - BoxRec（英語）

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