カロリナ・プリスコバ

カロリナ・プリスコバ（Karolína Plíšková）は、1992年3月21日生まれ、チェコ・ロウニ出身の女子プロテニス選手です。186cmの長身を生かしたダイナミックなプレーが持ち味で、右利き、両手バックハンドストロークを特徴としています。これまでにWTAツアーでシングルス17勝、ダブルス5勝を挙げており、2016年には全米オープンで準優勝を飾っています。WTAランキングではシングルス1位、ダブルス11位を記録しており、世界トップレベルの選手として活躍しています。双子の姉クリスティナ・プリスコバもプロテニス選手で、テニス一家としても知られています。

来歴

プリスコバは4歳から姉のクリスティナと共にテニスを始めました。ジュニア時代からその才能を発揮し、2010年には全豪オープンジュニアシングルスで優勝を果たしました。2012年の全仏オープンでグランドスラムに初出場。2013年にはBMWマレーシア・オープンでツアー初優勝を達成しました。

2014年の全米オープンでは、2回戦で当時第8シードのアナ・イバノビッチを破り、初めて3回戦に進出しました。同年9月にはソウル大会、10月にはリンツ大会で優勝するなど、着実に力をつけていきました。2015年の東レ パン・パシフィック・オープンでは準々決勝まで勝ち進むも、アグニエシュカ・ラドワンスカに敗れました。

2016年は、ウィンブルドンまでグランドスラムでは3回戦敗退が最高成績でしたが、全米オープンで快進撃を見せ、準決勝でセリーナ・ウィリアムズを破り初の決勝進出を果たしました。決勝ではアンゲリク・ケルバーに敗れ準優勝となりました。

2017年には全豪オープンでベスト8、全仏オープンでベスト4と、グランドスラムでの躍進が目立ちました。ウィンブルドンでは2回戦で敗退したものの、当時の世界ランキング1位であったアンゲリク・ケルバーが4回戦で敗退したことで、ランキングが入れ替わり、自身初のWTAシングルス世界ランキング1位となりました。しかし、全米オープンでは第1シードとして臨みながらも準々決勝で敗退、わずか8週で世界ランキング1位の座をガルビネ・ムグルサに明け渡しました。

2018年7月には、チェコのスポーツ解説者ミハル・フルドリチカと結婚。同年9月の東レ・パンパシフィック・オープンでは、決勝で大坂なおみを破り初優勝を飾りました。2021年の全豪オープンでは、3回戦で同胞のカロリナ・ムチョバと対戦。この試合で、プリスコバはラケットを2度故意に破壊したことでコードバイオレーションを取られ、敗戦となりました。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 34回 (17勝17敗)
ダブルス: 7回 (5勝2敗)

4大大会シングルス成績

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

脚注

外部リンク

カロリナ・プリスコバ - WTAツアーのプロフィール （英語）
カロリナ・プリスコバ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール （英語）
カロリナ・プリスコバ - 国際テニス連盟
カロリナ・プリスコバ (@KaPliskova) - X（旧Twitter）
公式サイト

もう一度検索