カーリー・コロン

カーリー・コロン（Carlito Colon）

カーリー・コロン（Carlos Edwin Colon Jr.、1979年2月21日生まれ）は、プエルトリコ出身のプロレスラーでとして著名です。彼は父親であるカルロス・コロンの影響を受けて育ち、プエルトリコのプロレス団体であるWWC（World Wrestling Council）でキャリアをスタートしました。リングネームのカリート（Carlito）で広く知られています。

来歴

キャリア初期（1999年 - 2003年）

1999年、カーリーはWWCでデビューを果たしました。デビュー後の数年間は、WWCの専属カメラマンとしても活動しながら、弟のエディ・コロンと共にWWC世界タッグ王座を獲得し、また団体最高の王座であるWWCユニバーサルヘビー級王座を10回以上獲得しました。

WWE（2003年 - 2007年）

2003年、カーリーはWWEと契約し、その傘下団体OVWでトレーニングを積みました。2004年にカリート・カリビアン・クールという名前でWWEに昇格し、SmackDown!でのデビュー戦でWWE US王座を保持していたジョン・シナに勝利し、タイトルを奪取します。この時期、彼は観客から高い人気を誇るキャラクターとして知られるようになりました。

2005年にはRAWに移籍し、シェルトン・ベンジャミンとの対戦を経てIC王座を獲得します。彼のキャラクターは次第に「クール」なキャラにシフトし、相手にリンゴをかじり吐き付けるというギミックも人気となりました。2006年にはヒールからベビーフェイスへと転向し、トリッシュ・ストラタスとの恋愛ストーリーが展開されました。

しかし、2007年にはフレアーとタッグを組むも戦績が振るわず、再びヒールターンを果たします。この頃、バックステージでの態度問題からプッシュが減少し、WWEからの退団を考えることもありましたが、ビンス・マクマホンの説得で残留を決意しました。

インディー団体（2010年 - 現在）

2010年、WWEを解雇された後、カーリーは古巣WWCに復帰。その後は様々なインディー団体での試合を重ね、フィリピンやメキシコ、アメリカの団体にも参戦してます。また、2012年にはHOH（House Of Hardcore）でFWEヘビー級王座を獲得し、再びその実力を証明しました。

カーリー・コロンは、観客に愛されるキャラクターと高いプロレス技術で知られ続け、多くのファンから支持を受けてきました。彼の代名詞であるバック・スタバーという技は、彼自身の化身ともいえる存在感を持っており、数々の試合で決め手となってきました。今後も彼の活躍に目が離せません。

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