ガンサバイバーシリーズ

『ガンサバイバー』シリーズ

『ガンサバイバー』は、カプコンが手掛けるガンコントローラー対応のガンシューティングゲームです。このシリーズは『バイオハザード』や『ディノクライシス』の世界観を舞台にしています。その特異な特徴は、敵を全滅させても自動で次のステージには移動せず、プレイヤーが方向を操作しながらアクションを進める点にあります。そのため、ゲーム体験はファーストパーソン・シューティングゲームに近いといえるでしょう。

第一作目 : バイオハザード ガンサバイバー

シリーズの第一作目は、2000年にPlayStation向けにリリースされました。この作品では、記憶を失った青年アーク・トンプソンが、シーナ島から脱出しようと奮闘します。シーナ島は第2のラクーンシティとして描かれており、本編の事件が『バイオハザード0』のプロローグで紹介されています。また、このゲームは選択肢によるルート分岐があり、プレイヤーの選択によって難易度が変化します。

基本的な操作とシステム

ゲーム中の操作は、ABボタンを連打することで周囲の敵やアイテム、扉に瞬時に視点を切り替えられるクイックサーチ機能があり、プレイヤーは素早く反応する必要があります。また、銃口の向きを変えることで移動も行える一風変わったシステムになっています。全体的なストーリーの舞台は1998年の11月下旬という設定です。

登場キャラクター

アーク・トンプソンは、シリーズの主人公であり、記憶喪失の探偵です。彼は、銃器の扱いやヘリコプターの操縦に優れています。科学者であるビンセント・ゴールドマンは、シーナ島の研究施設の指揮官であり、その残虐な性格から多くの犠牲者を出しています。その他にも、アンディ・ホランド、U.T.コマンダーといった独特なキャラクターがストーリーに絡むことで、物語は深みを増しています。特にロット・クラインとリリィ・クラインの兄妹は、彼らの行動がストーリーに大きな影響を及ぼします。

武器とクリーチャー

本作には様々な武器が用意されており、ハンドガンやショットガン、マグナムなどが登場します。ハンドガンは無限の弾薬が備わっており、プレイヤーが成長するにつれて異なる武器の特性を学ぶことが求められます。敵となるクリーチャーは主に『バイオハザード』シリーズの面々ですが、『ガンサバイバー』独自の敵も存在します。上記のリッカーやゾンビは、プレイヤーに挑戦をもたらします。

続編と進化

続いてリリースされた『ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica』や、『ガンサバイバー3 ディノクライシス』は、それぞれ異なったストーリーとキャラクターを持ちながら、ガンシューティングの要素を生かしています。また、シリーズの進化に伴い、ゲームシステムやグラフィックスが向上していく様子も見受けられます。

まとめ

『ガンサバイバー』シリーズは、カプコンが提供するエキサイティングな体験をプレイヤーに提供します。独自のゲームプレイ抜きにしても、シリーズ全体がそれぞれ異なる物語、キャラクター、武器の選択肢を持つ魅力的な作品群となっています。今後どのような新作が発表されるのか、引き続き注目したいところです。

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