ガーディアン・プロジェクト
『ガーディアン・プロジェクト』は、中国の江蘇甲子網絡科技有限公司が開発したiOS/Android向けシミュレーションRPGです。日本ではウィローエンターテイメントが運営し、2019年6月14日にリリースされました。日本版の公式略称は「守護プロ」です。中国大陸では「艦D」という略称で知られています。
このゲームは、2013年に大ヒットした日本のブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』に触発され、中華圏で多数企画された艦船擬人化ゲームの一つです。2016年に製作発表されましたが、中国政府の審査が停滞した影響でリリースが遅れました。その間に韓国、日本、繁体字圏、北米・ヨーロッパでの運営が内定しました。
2019年1月、発表から2年半を経て中国政府の審査を通過し、同年5月16日に正式リリースされました。日本版も同時期にTwitter公式アカウントが開設され、2月28日に事前登録を開始、4月3日から10日までオープンβテストを経て、6月14日に正式にサービスを開始しました。しかし、同年9月末にGoogle Playからリジェクトされ、10月10日にはAppStoreでも課金を停止しました。公式サイトも閉鎖され、半年以上更新がない状態が続きましたが、中国大陸版のサービス終了前日である2020年4月7日から接続不能となり、告知なしで事実上終了しました。翌8日には中国大陸版もサービスを終了しました。
韓国版は2020年上半期にリリース予定でしたが、艦船名が架空のものに変更されると発表されたものの、結局リリースされることなく、2021年秋に事前登録が打ち切られました。繁体字中文版は、発表当初「2019年7月頃にリリース予定」とされていましたが、音沙汰がなく、2021年7月20日にアダルトゲーム要素を加えた『深海禁慾 Deep sea Desire』としてリリースされました。キャラクターデザインや声優は大幅に変更されましたが、2022年7月19日にサービス終了しました。
2129年、核戦争や大規模災害により絶滅の危機に瀕した人類は、地下シェルターへの移住を余儀なくされました。自然環境が回復するまでシェルター内のカプセルで眠りにつくことになり、その間、外界の脅威からカプセルを守るためアンドロイド「ガーディアン」が開発されました。
しかし、人類が目覚めると、一部のガーディアンが自我を持ち「アーク」と名乗り、人類に敵対するようになりました。アークは地球上の水面を上昇させ、地表の大部分を水没させる「大粛清」を敢行しました。人類は防戦一方でしたが、大粛清から50年後、かつて海を駆け巡った軍艦を模した戦闘システムが開発されました。このシステムは、人類に残されたガーディアンと指揮官に託され、人類とアークの存亡を賭けた戦いが始まりました。
メインパートでは、リアルタイムストラテジー形式の戦闘が行われます。操作体系は韓国の海戦アクションゲーム『NAVYFIELD』に似ています。空母が艦隊にいる場合、戦闘前に航空戦が発生し、爆撃機で敵にダメージを与えることができますが、撃墜された艦載機は船庫で補充する必要があります。各艦にはスキルが設定されていますが、レベルを上げ、艦ごとのチップを起動することで開放されます。
メインシナリオでは、各海域が4〜6パートに分かれており、スタート地点から敵艦隊が待ち伏せている交戦マスや、資源マスを移動しながらボスマスを目指します。羅針盤方式ではなく、分岐点ではプレイヤーが進行方向を選択できます。ただし、一部のマスでは編成条件があります。ボスを倒さないとステージクリアにはなりません。また、メインシナリオの他にハードモード相当の「外伝」があり、ドロップアイテムが異なります。
艦隊を派遣して資源やパーツなどのアイテムを収集します。
対戦モードでは、3段階のレベルがあり、1週間以内に5戦のスコアでランクが変動し、報酬のコインが支払われます。アリーナコインは交換商店で使用します。
曜日ごとに異なる演習が行われ、「基地防衛」「殲滅作成」「資源護衛」の3種類があります。ガーディアンの経験値やチップの強化素材が入手できます。
構築チケットと資源を使って新たな艦船を入手します。資源の投入配分は手動で調整でき、艦種ごとの確率が表示されます。また、伝承モジュールの投入による経験値獲得や、ガーディアンの解体、装備強化パーツの作成も可能です。
専用アイテムで既存の武器を改良・強化できます。
出撃でエネルギーを消費したガーディアンの回復を行います。
基地や各種施設の建設を行います。デザインした港湾は模擬演習の「基地防衛」で敵艦隊からの防衛対象となります。
基地の中枢施設で、レベルを上げないと他の施設を強化できません。基地防衛では司令塔から攻撃も行います。
防衛艦隊を1〜6隻停泊させる施設で、基地防衛で敵艦隊を迎撃します。
空母の艦載機を製造・駐機させる施設で、レベルが上がると生産速度と駐機数が増加します。
生物溶炉、炭鉱井、燃油削井の3種で資源を生産します。
物資倉庫、鋼材倉庫、燃料倉庫の3種で資源を貯蔵します。
空母、戦艦、巡洋、駆逐の4種類があり、レベルを上げると対応する艦種のステータスが向上します。
レベルを上げると部隊数が増え、複数の施設を同時に改築できます。
基地防衛で敵艦隊を攻撃する固定砲台で、3種類の砲台と敷設型爆雷があります。
寮舎でガーディアンと会話したりプレゼントを贈ったりして友好度を上げます。いわゆる「誓約」は後日追加予定でした。
各艦船の船体はキャラクターの服装に合わせた塗装が施されています。音声は配信地域を問わず日本語で収録されています。声優の情報は、ニュースサイト、中国大陸版公式サイト、TapTapのメーカー発表などによるものです。
中国大陸版では変名が使われていますが、ゲーム内表記や公式サイトでは実名が使用される場合もあります。
マーシーはNPC扱いで、艦隊に編成できません。
強化素材ユニットとしても艦隊に編成可能です。
外部作品とのコラボレーションで登場する艦船もあります。
ウェブコミック作品『鉄鴎 ARMORED GULL』とのコラボレーションで登場しました（中国大陸版のみ）。
作中における擬人化された艦船の総称で、元々は人類を守護するアンドロイドです。
自我を持ち、人類を敵視するようになったガーディアンのことで、人類を絶滅させるために「大粛清」を実行しました。
擬人化の手法が共通しており、同じ2019年にアプリ版がリリースされました。
公式サイトのアーカイブや、各国の公式SNSへのリンクを記載しています。
注記と出典について記載しています。
概要
このゲームは、2013年に大ヒットした日本のブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』に触発され、中華圏で多数企画された艦船擬人化ゲームの一つです。2016年に製作発表されましたが、中国政府の審査が停滞した影響でリリースが遅れました。その間に韓国、日本、繁体字圏、北米・ヨーロッパでの運営が内定しました。
2019年1月、発表から2年半を経て中国政府の審査を通過し、同年5月16日に正式リリースされました。日本版も同時期にTwitter公式アカウントが開設され、2月28日に事前登録を開始、4月3日から10日までオープンβテストを経て、6月14日に正式にサービスを開始しました。しかし、同年9月末にGoogle Playからリジェクトされ、10月10日にはAppStoreでも課金を停止しました。公式サイトも閉鎖され、半年以上更新がない状態が続きましたが、中国大陸版のサービス終了前日である2020年4月7日から接続不能となり、告知なしで事実上終了しました。翌8日には中国大陸版もサービスを終了しました。
韓国版は2020年上半期にリリース予定でしたが、艦船名が架空のものに変更されると発表されたものの、結局リリースされることなく、2021年秋に事前登録が打ち切られました。繁体字中文版は、発表当初「2019年7月頃にリリース予定」とされていましたが、音沙汰がなく、2021年7月20日にアダルトゲーム要素を加えた『深海禁慾 Deep sea Desire』としてリリースされました。キャラクターデザインや声優は大幅に変更されましたが、2022年7月19日にサービス終了しました。
世界観
2129年、核戦争や大規模災害により絶滅の危機に瀕した人類は、地下シェルターへの移住を余儀なくされました。自然環境が回復するまでシェルター内のカプセルで眠りにつくことになり、その間、外界の脅威からカプセルを守るためアンドロイド「ガーディアン」が開発されました。
しかし、人類が目覚めると、一部のガーディアンが自我を持ち「アーク」と名乗り、人類に敵対するようになりました。アークは地球上の水面を上昇させ、地表の大部分を水没させる「大粛清」を敢行しました。人類は防戦一方でしたが、大粛清から50年後、かつて海を駆け巡った軍艦を模した戦闘システムが開発されました。このシステムは、人類に残されたガーディアンと指揮官に託され、人類とアークの存亡を賭けた戦いが始まりました。
ゲームシステム
出撃
メインパートでは、リアルタイムストラテジー形式の戦闘が行われます。操作体系は韓国の海戦アクションゲーム『NAVYFIELD』に似ています。空母が艦隊にいる場合、戦闘前に航空戦が発生し、爆撃機で敵にダメージを与えることができますが、撃墜された艦載機は船庫で補充する必要があります。各艦にはスキルが設定されていますが、レベルを上げ、艦ごとのチップを起動することで開放されます。
ストーリー
メインシナリオでは、各海域が4〜6パートに分かれており、スタート地点から敵艦隊が待ち伏せている交戦マスや、資源マスを移動しながらボスマスを目指します。羅針盤方式ではなく、分岐点ではプレイヤーが進行方向を選択できます。ただし、一部のマスでは編成条件があります。ボスを倒さないとステージクリアにはなりません。また、メインシナリオの他にハードモード相当の「外伝」があり、ドロップアイテムが異なります。
遠征任務
艦隊を派遣して資源やパーツなどのアイテムを収集します。
競技場
対戦モードでは、3段階のレベルがあり、1週間以内に5戦のスコアでランクが変動し、報酬のコインが支払われます。アリーナコインは交換商店で使用します。
模擬演習
曜日ごとに異なる演習が行われ、「基地防衛」「殲滅作成」「資源護衛」の3種類があります。ガーディアンの経験値やチップの強化素材が入手できます。
構築・研究・整備
構築室
構築チケットと資源を使って新たな艦船を入手します。資源の投入配分は手動で調整でき、艦種ごとの確率が表示されます。また、伝承モジュールの投入による経験値獲得や、ガーディアンの解体、装備強化パーツの作成も可能です。
研究室
専用アイテムで既存の武器を改良・強化できます。
整備室
出撃でエネルギーを消費したガーディアンの回復を行います。
港湾
基地や各種施設の建設を行います。デザインした港湾は模擬演習の「基地防衛」で敵艦隊からの防衛対象となります。
指揮センター
基地の中枢施設で、レベルを上げないと他の施設を強化できません。基地防衛では司令塔から攻撃も行います。
軍用港口
防衛艦隊を1〜6隻停泊させる施設で、基地防衛で敵艦隊を迎撃します。
空港
空母の艦載機を製造・駐機させる施設で、レベルが上がると生産速度と駐機数が増加します。
資源生産設備
生物溶炉、炭鉱井、燃油削井の3種で資源を生産します。
倉庫
物資倉庫、鋼材倉庫、燃料倉庫の3種で資源を貯蔵します。
研究院
空母、戦艦、巡洋、駆逐の4種類があり、レベルを上げると対応する艦種のステータスが向上します。
工事部隊
レベルを上げると部隊数が増え、複数の施設を同時に改築できます。
防衛施設
基地防衛で敵艦隊を攻撃する固定砲台で、3種類の砲台と敷設型爆雷があります。
サボる
寮舎でガーディアンと会話したりプレゼントを贈ったりして友好度を上げます。いわゆる「誓約」は後日追加予定でした。
登場艦船
各艦船の船体はキャラクターの服装に合わせた塗装が施されています。音声は配信地域を問わず日本語で収録されています。声優の情報は、ニュースサイト、中国大陸版公式サイト、TapTapのメーカー発表などによるものです。
大日本帝国海軍
中国大陸版では変名が使われていますが、ゲーム内表記や公式サイトでは実名が使用される場合もあります。
アメリカ海軍
マーシーはNPC扱いで、艦隊に編成できません。
イギリス海軍
ドイツ海軍
フランス海軍
ソ連海軍
その他
強化素材ユニットとしても艦隊に編成可能です。
コラボレーション
外部作品とのコラボレーションで登場する艦船もあります。
鉄鴎 ARMORED GULL
ウェブコミック作品『鉄鴎 ARMORED GULL』とのコラボレーションで登場しました（中国大陸版のみ）。
用語
ガーディアン
作中における擬人化された艦船の総称で、元々は人類を守護するアンドロイドです。
アーク
自我を持ち、人類を敵視するようになったガーディアンのことで、人類を絶滅させるために「大粛清」を実行しました。
関連作品
蒼き鋼のアルペジオ
擬人化の手法が共通しており、同じ2019年にアプリ版がリリースされました。
外部リンク
公式サイトのアーカイブや、各国の公式SNSへのリンクを記載しています。
出典・脚注
注記と出典について記載しています。
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