キャラメルBOX

キャラメルBOX：アダルトゲームブランドの軌跡

キャラメルBOXは、合同会社EXNOAが展開するアダルトゲームブランドです。その歴史は、姫屋ソフトの一ブランドとしてスタートし、その後、ホビボックスへと移管されました。親会社の合併を経て、現在はEXNOAの傘下で新たな展開を見せています。

歴史

2010年1月、キャラメルBOXは東京都千代田区東神田から同区神田小川町へ移転しました。元々は姫屋ソフトのブランドでしたが、移転時にホビボックスに移管されました。その後、2020年1月1日に親会社であるホビボックスがティーアイエスに吸収合併され、同社を経て2021年3月1日付でティーアイエスの二次元事業をEXNOAが継承したことに伴い、同社のブランドとなっています。

2008年には、新たな試みとして「キャラメルBOX○○味」という新チームが結成されました。このチームは、作品ごとに異なる「味」をテーマにした作品を制作しており、「いちご味」としての第一作『とっぱら〜ざしきわらしのはなし〜』がリリースされました。

主な作品

キャラメルBOXは、数多くの人気作品をリリースしています。代表的な作品として、以下のようなタイトルが挙げられます。

BLUE（2002年）
めぐり、ひとひら。（2003年）
シャマナシャマナ 〜月とこころと太陽の魔法〜（2004年）
処女はお姉さまに恋してる（2005年）
あえかなる世界の終わりに（2005年）
終末少女幻想アリスマチック（2006年）
うつりぎ七恋天気あめ（2007年）
ボクの手の中の楽園（2009年）
処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー（2010年）
セミラミスの天秤（2014年）
機関幕末異聞 ラストキャバリエ（2015年）
処女はお姉さまに恋してる 3つのきら星（2018年）

新チーム「キャラメルBOX○○味」の作品としては、

とっぱら〜ざしきわらしのはなし〜（2008年、いちご味）
廻り巡ればめぐるときっ!?（2010年、いちご味）
はじカノ ～君がいる部屋～（2020年、いちご味）
下戸勇者 ～酒は飲まねど酒池肉林!～（2021年、いちご味）

などがあります。

主なスタッフ

キャラメルBOXには、数多くの才能あるスタッフが所属しています。

原画

クロサキ

グラフィック・イラスト

瀬尾辰也
南幸紀
かやか
天乃アト
叢雲

シナリオ

プログラマ

でとりと
綾河

広報

はむこ
すずむし（見習い）

過去には、のり太（現：STREGA）、アマクラ（現：root nuko）、朱門優（フリー）、森林彬（現：Navel所属）、嵩夜あや（現：STREGA）など、現在も業界で活躍する多くのクリエイターが在籍していました。

関連ブランド・取引先

キャラメルBOXは、以下のブランドや企業と関係があります。

姫屋ソフト：元々のブランドホルダー
シーズウェア：姫屋ソフトの別ブランド
ホビボックス：ブランドホルダー兼販売委託先
ニトロプラス：開発の一部を外注
Meteor
Comet

その他

キャラメルBOXの作品体験版は、比較的長い時間プレイできることで知られています。また、新ブランド「キャラメルBOX○○味」は、作品ごとに異なる「味」を決めていくというコンセプトでしたが、2作目も「いちご味」でリリースされました。

2009年5月1日には、オフィシャルダウンロードストアが開設されました。それ以前は、DL販売を他社の総合DLサイトに委託していました。

キャラメルBOXは、その長い歴史の中で、多くのアダルトゲームファンに愛されてきました。今後の展開にも注目が集まります。

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