キルギス地震

2011年7月20日午前1時35分（現地時間）、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタンに囲まれたフェルガナ盆地を中心に、マグニチュード6.1（Mw6.1）の地震が発生しました。この地震は「キルギス地震」と呼ばれています。震央は米国地質調査所（USGS）によるとキルギス領内でした。

地震の概要

発生日時: 2011年7月20日午前1時35分（現地時間）
規模: Mw6.1
震源: フェルガナ盆地、地下17.8km
継続時間: 約40秒

この地震に先立ち、7月19日9時22分（UTC）には、タジキスタンのドゥシャンベでマグニチュード4.6（Mw4.6）の前震が発生していました。

被害状況

地震による被害は、主にウズベキスタンで確認されています。

死者: 14人
負傷者: 軽傷90人、重傷35人

タジキスタンのホジェンドでは、地震の揺れにパニックを起こした男性が窓から飛び降りて死亡する事故が発生しました。キルギスでは、地震発生当日の7月20日には、被害状況に関する報告はありませんでした。

ウズベキスタンのフェルガナ州では、多くの家屋が被害を受け、壁の倒壊などが相次ぎました。特にマルギランでは、多数の家屋が倒壊する被害が発生しています。住民の多くはパニックに陥り、通りへ避難する事態となりました。また、地震の影響でがけ崩れが発生し、バトケン-オシ間のハイウェイが一時通行止めとなりました。フェルガナ市内では、アパートの塀が倒壊する被害も確認されています。少なくとも800戸の家屋が被害を受けたと報告されています。

カダムジャイ、トルゴン、クズルブルン、ハルミオン、オネ、ヤルグタン、タマスといった地域では、停電が発生しました。ウズベキスタンのハムザにある病院も大きな被害を受けました。


関連項目

* キルギス地震 (2008年)

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