キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティ
キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティは、
サウジアラビアの
ジッダ北部に位置する大型スポーツ複合施設である。
サウジアラビアの国王、
アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズにちなんで名付けられたこのスタジアムは、2014年5月1日に完成し、収容人数は約6万人に達する。
この施設は、
サウジアラビア国内外での多様なスポーツイベントの開催地として知られ、多くの注目を集めている。特に、2018年には世界的なプロレス団体
WWEが主催するイベント『グレイテスト・
ロイヤルランブル』が実施された。このイベントでは、過去最大の50人による
ロイヤルランブル形式が行われ、多くのファンを惹きつけた。キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティは、その規模や設備により、多くの国際的な大会やイベントに対応できる設計となっている。
また、施設は
サウジアラビアのスポーツ局と連携し、国内のスポーツを振興する政策「ビジョン2030」の一環にも寄与することが期待されている。この計画は、スポーツのインフラを強化し、国外からの観光客を呼び込むための重要なステップである。2019年には、イタリアのスーペルコッパがこの場で開催されたり、2020年にはスペインのスーペルコッパの決勝戦も行われたりするなど、様々なサッカーイベントが続いている。
さらに、2023年には
FIFAクラブワールドカップの決勝戦を含む5試合がこのスタジアムで開催され、世界中にその名を知らしめることとなった。
キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティは、今後も様々なスポーツイベントを通じて、
サウジアラビアのスポーツ文化の発展に寄与し続けるだろう。施設の充実した設備や、収容能力の高さは、国内外からの訪問者にとっても魅力的な要素となっている。スポーツだけでなく、文化イベントなどにも対応し、地域活性化にも寄与していくことが期待されている。
このスタジアムは、単なるスポーツ施設にとどまらず、
サウジアラビアの未来を担う重要な文化的ハブともなりうる。そのために、今後もさらなる発展が望まれる。
外部リンク
キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティ公式ウェブサイト