キース・ヴァン・ホーン

キース・アダム・ヴァン・ホーン（Keith Adam Van Horn, 1975年10月23日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州フラートン出身の元プロバスケットボール選手です。NBAのニュージャージー・ネッツなどで活躍しました。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワードで、特にミドルシュートやスリーポイントシュートなど、外角からの得点能力に長けていました。

学生時代

ダイアモンド・バー高校からユタ大学に進学。NCAAのディヴィジョン1、WAC（Western Athletic Conference）で傑出した成績を残しました。大学時代からその才能を発揮し、将来のNBA入りを予感させる活躍を見せました。

NBAでのキャリア

1997年のNBAドラフトで全体2位指名を受け、フィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団しますが、開幕前にニュージャージー・ネッツに放出されます。ルーキーシーズンからチームのフランチャイズ・プレイヤーとして活躍し、62試合に出場、1試合平均19.7得点、6.6リバウンドを記録し、オール・ルーキー・ファーストチームに選出されました。恵まれた体格と高いシュート力で、すぐにチームの中心選手としての地位を確立しました。

2001-2002シーズンまでネッツでプレイし、チームを牽引。2002年のプレイオフではNBAファイナルに進出するも、ロサンゼルス・レイカーズに4戦全敗を喫しました。このファイナルでは、ジェイソン・キッドから苦言を呈され、ケニオン・マーティンからも批判されるなど、ヴァン・ホーンはケリー・キトルズと共に敗退の戦犯として批判の的となってしまいました。

その後、2002-2003シーズンはドラフト指名を受けたフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍。2003-2004シーズンはニューヨーク・ニックスでプレイしましたが、シーズン途中にミルウォーキー・バックスへ三角トレードで移籍。さらに2004-2005シーズン途中にダラス・マーベリックスへ移籍するなど、短期間で複数のチームを渡り歩きました。

2005-2006シーズンは怪我の影響もあり53試合の出場に留まり、全試合でベンチからの出場となりました。出場時間も減少し、成績は前年を下回りました。NBAファイナルにも5試合に出場しましたが、チームは2勝4敗で敗退。シーズンオフにFAとなりましたが、長年の不振と高年俸がネックとなり、移籍先がなかなか決まらず、事実上の引退状態となりました。

引退後はネッツのスポークスマンとして活動していましたが、2007-2008シーズン中にジェイソン・キッドを核とした大型トレードに組み込まれ、サイン・アンド・トレードでニュージャージー・ネッツへ形式的に"移籍"。これは、マーベリックスがトレードを成立させるために、人員調整としてヴァン・ホーンと再契約を結んだものでした。引退状態にも関わらず、ヴァン・ホーンは3年1200万ドルの契約を手に入れることになりました（ただし、保証は07－08シーズン分のみ）。

プレースタイル

ミドルシュートやスリーポイントシュートなど、外角からのシュートを得意としていました。ダラス・マーベリックスでは、ダーク・ノヴィツキーの控えとしてプレーし、その得点能力でチームに貢献しました。アウトサイドからの攻撃力は、当時のNBAにおいて貴重な存在でした。

個人成績

[NBA]]レギュラーシーズン: [選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference
[NBA]]プレーオフ: [選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference
* カレッジ: 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference

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