ギャレット・テンプル

ギャレット・テンプル:不屈の精神でNBAを渡り歩くベテラン



ギャレット・バーソロミュー・テンプル(Garrett Bartholomew Temple、1986年5月8日生まれ)は、ルイジアナ州バトンルージュ出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAトロント・ラプターズに所属し、主にシューティングガードまたはスモールフォワードとして活躍しています。

NBA入りの苦難と下積み時代



ルイジアナ州立大学で4年間プレイした後、2009年のNBAドラフトでは指名を受けられませんでした。ヒューストン・ロケッツと契約するもすぐに解雇され、Dリーグへ。その後ロケッツと再契約しますが、再び解雇されるという苦しいスタートを切ります。その後2シーズンは、サクラメント・キングスサンアントニオ・スパーズミルウォーキー・バックス、シャーロット・ボブキャッツと、10日間契約と解雇を繰り返す日々を送りました。

2011-12シーズンにはイタリアのプロチームに在籍し、NBAでの定着を目指して力を磨きました。

ワシントン・ウィザーズでの飛躍



2012-13シーズン、マイアミ・ヒートのシーズンキャンプに参加後、リノ・ビッグホーンズに在籍していたテンプルは、2012年12月25日にワシントン・ウィザーズと契約。ブラッドリー・ビールらの控えとして着実に役割を果たし、2014年7月にはウィザーズと2年契約を結びました。出場時間も徐々に増加し、2015年12月19日のシャーロット・ホーネッツ戦で21得点、2日後のサクラメント・キングス戦では自己最多の23得点を記録しました。

キングス、グリズリーズ、ネッツでの活躍



2016年7月3日、サクラメント・キングスと3年2400万ドルの契約を締結。2018年7月17日には、ベン・マクレモアやドラフト指名権を含むトレードでメンフィス・グリズリーズへ移籍。2018年10月19日のアトランタ・ホークス戦では、ゲームハイとなる30得点を記録しました。

2019-20シーズンはブルックリン・ネッツで62試合に出場(35試合で先発)。平均27.9分の出場で10.3得点、3.5リバウンド、2.5アシストを記録し、平均得点が初めて10点を超えました。トロント・ラプターズとのプレーオフ1回戦でも全4試合に先発出場し、平均12.0得点と活躍しましたが、チームは敗退しました。

ブルズ、ペリカンズを経て、再びラプターズへ



2020年11月27日、シカゴ・ブルズと契約。その後、2021年8月8日にニューオーリンズ・ペリカンズと契約しましたが、2023年7月5日にウェイブされました。そして、2023年8月1日、トロント・ラプターズと契約し、再びラプターズの一員としてプレイすることになりました。

家族と個人成績



父のコリンズ・テンプルも元NBA選手で、サンアントニオ・スパーズで24試合に出場しています。2020年にはカーラ・マカラと結婚しました。

(個人成績は省略。必要に応じてNBA公式サイト等を参照してください。)

ギャレット・テンプルは、そのキャリアを通して、決して諦めない姿勢と献身的なプレイで多くのファンを魅了してきました。今後の活躍にも期待が集まります。

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