ギルビー・クラーク

ギルビー・クラーク（Gilby Clarke, 本名：Gilbert John Clarke, 1962年8月17日 - ）は、アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド出身のロックミュージシャンです。彼は、ガンズ・アンド・ローゼズ（GN'R）にギタリストとして参加し、その名を広く知られるようになりました。イジー・ストラドリンの後任としてGN'Rに加入し、その後はソロアーティストとしても成功を収めています。

来歴

ギルビー・クラークは、イジー・ストラドリンと同じ頃にロサンゼルスに移住しました。1985年には、「CANDY」というバンドのギタリストとしてデビューしています。このバンドには、Geoff "Rexx" Siegelの後任として加入しました。1990年には、「Kill for Thrills」というバンドでギターとヴォーカルを担当しました。

1991年、ギルビーはガンズ・アンド・ローゼズに、イジー・ストラドリンの後任として加入します。当時のGN'Rは、絶頂期を迎えており、彼はすぐに「ユーズ・ユア・イリュージョン・ワールドツアー」に参加し、日本にも来日しました。スラッシュは当時、「イジーの後任を探すためにスタジオに呼んだのは彼一人で、実際に適任だった。すぐにユーズ・ユア・イリュージョンのワールドツアーが始まったため、かなりの短期間ですべての曲を覚えなくてはならず、大変だったと思う。」と語っています。ギルビーは、短期間でGN'Rの楽曲をマスターし、ワールドツアーを成功させるというプレッシャーを見事に乗り越えました。

1994年には、初のソロ・アルバム「Pawnshop Guitars」を発表しました。このアルバムには、アクセル・ローズをはじめとするGN'Rのメンバーもゲストとして参加しており、話題を呼びました。しかし、同年、ギルビーはGN'Rを解雇されます。

GN'R脱退後も、ギルビーの音楽活動は止まることなく、1995年にはスラッシュの「スラッシュズ・スネイクピット」に参加し、再び来日公演を行いました。実は、スネイクピットでの来日の前にもソロでの来日公演が予定されていたのですが、直前で中止となっていました。

2001年には、ソロ・アルバム「SWAG」をリリース。2006年には、「Rock Star Supernova」というプロジェクトに参加し、モトリー・クルーのトミー・リーやメタリカのジェイソン・ニューステッドといった大物ミュージシャンたちと共演しました。2007年には、自身の名を冠したソロ・アルバム「Gilby Clarke」をリリースしています。2008年には、ソロとして来日公演を行いました。

2010年1月には、バイクを運転中にトラックにひき逃げされ、両足骨折という重傷を負ってしまいます。その後、リハビリに励み、現在は歩行訓練を続けています。

ディスコグラフィー

ガンズ・アンド・ローゼズ
ザ・スパゲッティ・インシデント? (1993)
ライヴ・エラ '87〜'93 (1999)
グレイテスト・ヒッツ (2004)

スラッシュズ・スネイクピット
It's Five o'clock Somewhere (1995)

キャンディ
ファットエバー・ハプンド・トウ・ファン (1985)

キル・フォー・スリルズ
コマーシャル・スーサイド (1988)
ダイナマイト・フロム・ナイトメアランド (1990)

ソロ・アルバム
ポーンショップ・ギターズ (1994)
Blooze (1995)
ハングオーバー (1997)
ラバー (1998)
99 ライブ (1999)
Col. Parker - ロックン・ロール・ミュージック (2001)
ナンシー・シナトラ：カリフォルニア・ガール (2002)
スワッグ (2002)
ロック・スタースーパーノヴァ：Supernova (2006)
ギルビー・クラーク (2007)
ゴスペル トゥルース (2021)

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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