ギー・ラコンブ

ギー・ラコンブ（Guy Lacombe）は、1955年6月12日、フランスのヴィルフランシュ＝ド＝ルエルグで生まれました。彼は元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動しています。

選手としてのキャリア

ラコンブは20歳まで地元のクラブでプレーした後、1975年にディヴィジョン・トロワ（3部相当）のUSアルビに移籍し、プロデビューを果たしました。翌1976年には、ディヴィジョン・アン（1部）の強豪、FCナントへ移籍。

ナントでは、1976-77シーズンにリーグ優勝を経験し、その後2シーズンも2位という好成績を収めました。1978-79シーズンには、クープ・ドゥ・[[フランス]]（フランス杯）でも優勝。その後、RCランス、FCトゥール、トゥールーズFC、スタッド・レンヌ、リール、ASカンヌといったクラブを渡り歩き、1989年に現役を引退しました。

また、1984年にはU-23フランス代表としてロサンゼルスオリンピックに出場し、金メダルを獲得しています。

指導者としてのキャリア

現役引退後は指導者の道へ進み、2002年から2005年までFCソショーを率いました。ここでは、ブノワ・ペドレッティやジェレミー・メネスといった才能ある若手選手の発掘に手腕を発揮。2002-03シーズンにはリーグ戦5位、クープ・ドゥ・ラ・リーグ（フランスリーグ杯）準優勝、2003-04シーズンにはリーグ戦で再び5位、そしてクープ・ドゥ・ラ・リーグではクラブ史上初の優勝を飾りました。

2005年には、名門パリ・サンジェルマンFC（PSG）の監督に就任。2005-06シーズンはリーグ戦こそ9位に終わりましたが、クープ・ドゥ・[[フランス]]で優勝し、UEFAカップ（現UEFAヨーロッパリーグ）出場権を獲得しました。しかし、2006-07シーズンはチームが下位に低迷したため、2007年1月に解任され、ポール・ル・グエン監督と交代しました。

その後、2007年にスタッド・レンヌの監督に就任。2008-09シーズンには、リーグ戦で18戦無敗という快進撃を見せ、クープ・ドゥ・[[フランス]]でも決勝に進出しました。しかし、リーグ戦では終盤に失速して7位に終わり、クープ・ドゥ・[[フランス]]決勝ではリーグ・ドゥ（2部）のEAギャンガンに敗れ、準優勝に終わりました。クラブ首脳陣との確執も噂され、2009年6月3日にレンヌの監督を退任しました。

2009年6月には、ブラジル人のリカルド・ゴメス監督の後任として、ASモナコと2011年6月までの契約を締結。2009-10シーズンはクープ・ドゥ・[[フランス]]で準優勝しましたが、リーグ戦では中位に低迷。2010-11シーズンも降格圏に沈むと、クープ・ドゥ・[[フランス]]で5部リーグのシャンベリーに敗れたことが決定打となり、2011年1月10日にモナコの監督を解任されました。

2012年11月7日には、UAEリーグのアル・ワスルFCの監督に就任しましたが、2013年2月17日に解任されています。

タイトル

選手時代
FCナント
ディヴィジョン・アン 優勝 (1) : 1976-77
クープ・ドゥ・[[フランス]] 優勝 (1) : 1978-79
U-23フランス代表
ロサンゼルスオリンピック 金メダル (1) : 1984

指導者時代
ASカンヌ
クープ・ガンバルデッラ 優勝 (1) : 1995
FCソショー
クープ・ドゥ・ラ・リーグ 優勝 (1) : 2004
クープ・ドゥ・ラ・リーグ 準優勝 (1) : 2002-2003
パリ・サンジェルマンFC
クープ・ドゥ・[[フランス]] 優勝 (1) : 2006
スタッド・レンヌ
クープ・ドゥ・[[フランス]] 準優勝 (1) : 2009
ASモナコ
クープ・ドゥ・[[フランス]] 準優勝 (1) : 2010

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