クイティ・ペイ

クイティ・ペイ（Kwity Paye）は、1998年11月19日にリベリア内戦の難民としてギニアで生まれた、現在NFLのインディアナポリス・コルツに所属するプロアメリカンフットボール選手です。ポジションはディフェンシブエンド。

生い立ちとハイスクール時代

第一次リベリア内戦の影響下、ペイはギニアの難民キャンプで生を受けました。彼の名前クイティは、内戦で亡くなった母方の祖父に由来します。生後6ヶ月の時、母親と兄と共にアメリカ合衆国ロードアイランド州プロビデンスへ移住。

プロビデンスで育ち、アメリカンフットボールに打ち込んだペイは、高校時代に才能を開花させます。最終学年ではディフェンシブエンドとランニングバックを兼任し、ロードアイランド州のゲータレード年間最優秀選手賞を受賞するほどの活躍を見せました。当初はボストンカレッジへの進学を予定していましたが、後にミシガン大学へ進路を変更しました。

カレッジ時代

ミシガン大学に進学後、ペイは着実に成長を遂げます。

2017年: 2試合に出場し、5タックル、1サックを記録。
2018年: 10試合に出場し、29タックル、2サックを記録。
2019年: 12試合に出場し、50タックル、6.5サックを記録。オールビッグ10セカンドチームに選出されるなど、その実力を高く評価されました。この年、2020年のNFLドラフトへのアーリーエントリーは見送り、大学に残留。
2020年: 新型コロナウイルスの影響でシーズンが短縮され、4試合の出場に留まりました。

NFL入り

2021年、ペイはNFLドラフトにエントリーし、インディアナポリス・コルツから全体21位で指名を受けました。コルツとルーキー契約を締結し、プロのキャリアをスタートさせます。

2021年シーズン: 15試合に出場し、32タックル、4サックを記録。オールルーキーチームに選出され、ルーキーイヤーからその才能を発揮しました。
2022年シーズン: 12試合に出場し、45タックル、6サックを記録。チームの中心選手としての地位を確立しつつあります。

クイティ・ペイは、内戦という困難な状況を乗り越え、アメリカンドリームを掴んだ選手の一人です。彼の今後の活躍から目が離せません。

外部リンク

Indianapolis Colts bio
Michigan Wolverines bio

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