クラレンス・ペン

クラレンス・ラッキーズ・ペン（Clarence Lacquese Penn）、通称クラレンス・ペン（Clarence Penn)は、1968年3月2日デトロイト生まれのアメリカ合衆国のジャズ・ドラマー、作曲家です。

生い立ち

ペンは幼少期から音楽に親しみ、8歳頃からドラムを始めました。早くも1986年には、高校在学中にインターロッケン芸術アカデミーで才能を磨き、その後、マイアミ大学を経てバージニア・コモンウェルス大学へ進学しました。

経歴

バージニア・コモンウェルス大学では、エリス・マルサリスに師事し、彼のトリオで1987年から1991年まで演奏しました。この間、1990年には日本ツアーも経験しています。1991年にクラシック音楽の打楽器奏者として大学を卒業後、1990年頃から1993年にかけて、ボーカリストのベティ・カーターのトリオに加わりました。

その後、ペンは、デヴィッド・サンチェス、ジミー・スミス、スライド・ハンプトン、グレッグ・ハッツァ、スタンリー・クラーク、ティム・ワーフィールド、ボブ・バーグ、ダイアナ・クラール、サイラス・チェスナット、スティーヴン・スコットなど、数々の著名なミュージシャンと共演を重ね、その才能を発揮しました。

1997年には、クリス・クロス・ジャズからリーダーとしてのデビュー・アルバム『Penn's Landing』をリリースしました。このアルバムには、ペン自身が作曲した作品も含まれています。2001年には、2作目のリーダー・アルバム『Play-Penn』をクラレンス・ペン・クインテット名義で発表しました。

1990年代半ばからは、小曽根真のトリオ（通称：小曽根真トリオ、ザ・トリオ）に参加し、数多くのアルバムを制作。国内外で高い評価を得ています。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

Penn's Landing (1997年、Criss Cross Jazz)
Play-Penn (2001年、Criss Cross Jazz)
サオマエ - Saomaye (2002年、Universal)
Kind of Trio (2011年、Forced Exposure)
Dali in Cobble Hill (2012年、Criss Cross Jazz)
Monk: The Lost Files (2014年、Origin)

外部リンク

* クラレンス・ペン - Discogs（英語）

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