クリス・アギーラ

クリストファー・ルイス・アギーラは、1979年生まれ、カリフォルニア州出身の元プロ野球選手です。右投右打の外野手として、アメリカ、日本、イタリアなど、様々な国でプレーしました。

高校時代は、地元のマックイーン高校で才能を発揮し、1シーズン最多本塁打記録を樹立。全米高校選抜にも選ばれるなど、早くから注目を集めました。1997年のMLBドラフトでフロリダ・マーリンズから3巡目指名を受け、プロの道へ進みます。

マーリンズでは、当初三塁手として期待されていましたが、なかなか結果が出ず、外野手へ転向。マイナーリーグで着実に実績を積み重ね、2004年に念願のメジャーデビューを果たします。しかし、メジャーではレギュラー定着とはならず、主に代打として起用されるにとどまりました。その後も、ピッツバーグ・パイレーツ、ニューヨーク・メッツなど、複数の球団を渡り歩きますが、目立った活躍は見られませんでした。

2009年には、福岡ソフトバンクホークスに入団。走攻守三拍子揃った選手として期待されましたが、シーズンに入ると打撃不振に苦しみ、わずか1年で退団。その後は、トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、再びアメリカ球界へ復帰。

2013年には、イタリアンベースボールリーグのフォルティチュード・ボローニャでプレーしましたが、短期間で解雇。2016年には、第4回WBC予選のフィリピン代表に選出され、国際舞台でもプレーしました。

アギーラのMLBでの通算成績は、110試合に出場、打率.248、0本塁打、8打点。NPBでは、22試合に出場、打率.133、0本塁打、0打点という記録が残っています。

恵まれた体格と身体能力を生かし、メジャーリーグ、日本球界での活躍を期待されましたが、そのポテンシャルを十分に発揮することはできませんでした。しかし、常にひたむきにプレーする姿勢は、多くのファンに記憶されています。

主な球歴
フロリダ・マーリンズ (2004-2006)
ピッツバーグ・パイレーツ (マイナー)
ニューヨーク・メッツ (2008)
福岡ソフトバンクホークス (2009)
トロント・ブルージェイズ (マイナー)
[フォルティチュード・ボローニャ]

記録
NPB初出場: 2009年4月3日、対オリックス・バファローズ1回戦
NPB初安打: 2009年4月4日、対オリックス・バファローズ2回戦

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