クリス・ジョンソン (内野手)

クリストファー・ドルトン・ジョンソンの野球人生

クリストファー・ドルトン・ジョンソンは、1984年10月1日生まれの元プロ野球選手で、フロリダ州コリアー郡ネイプルズ出身です。内野手としてメジャーリーグベースボール（MLB）で活躍し、現在はワシントン・ナショナルズで打撃コーチ補佐をしています。ジョンソンの父、ロン・ジョンソンは元メジャーリーガーで、ボストン・レッドソックスのコーチも務めた経歴を持っています。

プロ入り前

ジョンソンは、2003年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから37巡目で指名されますが、プロ契約を結ぶことなく、ステッソン大学へ進学しました。そこでのプレーが評価され、2006年のMLBドラフトでヒューストン・アストロズから4巡目で指名され、プロ入りを果たします。

アストロズ時代

メジャーデビューは2009年の9月9日、アトランタ・ブレーブス戦で行われました。2010年には後半戦から三塁手のレギュラーとして活躍し、打率.308を記録。しかし、BABIPが.387だったため、運に恵まれた部分があったと言えます。

ダイヤモンドバックスへの移籍

2012年7月29日、ジョンソンはアリゾナ・ダイヤモンドバックスへトレードで移籍します。移籍後の初試合で満塁本塁打を放ち、球団としても初の快挙を達成しました。この活躍が彼の名をより広めるきっかけとなりました。

ブレーブス時代

2013年1月には、ジャスティン・アップトンと共にブレーブスにトレードされます。ブレーブスでの初年度は、ナショナルリーグで2位となる.321の打率を記録し、左投手に対しては.383、得点圏では.336と好成績を収めました。2014年には475万ドルの1年契約を結び、連続して153試合に出場したものの、打率は.263に留まりましたが、走塁と守備においては向上が見られました。

インディアンス時代

2015年8月にはクリーブランド・インディアンスに移籍し、ここでも27試合での出場ながら打率.289を記録。守備でも失策をせず、ポジションに応じた動きが評価されました。しかし、その後12月にDFAとなり、自由契約となります。

マーリンズを経て

2016年、マイアミ・マーリンズと1年契約を結び、113試合に出場しましたが、打率は.222に留まりました。オフにはFAとなり、新たなチャンスを模索することになります。シーズン後には、ボルチモア・オリオールズのスプリングトレーニングに招待選手として参加、しかしその年は様々なチームを渡り歩くこととなりました。

引退後のキャリア

2021年からはホワイトソックス傘下のAAA級シャーロット・ナイツの打撃コーチに就任。2022年にはホワイトソックスの打撃コーチ補佐として働き、2024シーズンからはワシントン・ナショナルズの打撃コーチ補佐を務めています。彼の豊富な経験と知識は、新たな選手たちにとって貴重な資源となっています。

クリストファー・ドルトン・ジョンソンの野球キャリアは、選手にとどまらず、指導者として新たなチャレンジを続けており、今後の成長にも期待が寄せられています。

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