クリス・ジョンソン (投手)

クリストファー・マイケル・ジョンソンのプロフィール

クリストファー・マイケル・ジョンソン（Kristofer Michael Johnson）は、1984年10月14日にアメリカ・カリフォルニア州ウェストコビーナに生まれた元プロ野球選手で、投手として知られています。左投左打で、彼のキャリアの中で特に日本プロ野球での成功が際立っており、2016年には沢村栄治賞を受賞するという快挙を成し遂げました。この受賞は、1964年のジーン・バッキー以来52年ぶり、外国人選手としては史上2人目の出来事でした。

経歴

プロ入り前

2003年、マイケル・ジョンソンはMLBドラフトでアナハイム・エンゼルスから50巡目（全体1475位）で指名されましたが、ウィチタ州立大学に進学しました。しかし、彼の才能は早々にプロとして開花します。

レッドソックス時代

2006年にはボストン・レッドソックスから1巡目追補（全体40位）で指名を受け、直接加入。契約後は、A-級ローウェル・スピナーズで目を引く成績を残しましたが、上位マイナークラスでは思うような結果を出せず、ステップアップに苦しむ時期もありました。

独立リーグとパイレーツ

ジョンソンは2011年に独立リーグのカンザスシティ・ティーボーンズに参加し、再びフォームを整え、好成績を残しました。その後、ピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、2013年にメジャーデビューを果たしますが、その成績はまばらでした。

ツインズ移籍と日本での活躍

2013年にミネソタ・ツインズに移籍後、2014年に日本の広島東洋カープと契約。広島でのデビュー戦では6回無安打無四球の準完全試合を記録し、一躍注目選手となりました。2015年シーズンには14勝を挙げ、最優秀防御率を獲得しました。

日本での成功

ジョンソンは広島での2年間において素晴らしい成績を収め、特に2016年には沢村栄治賞を受賞。彼は広島のチームをリーグ優勝に導き、ポストシーズンでも存在感を発揮しました。特に、横浜DeNAとのクライマックスシリーズでは完封を記録し、日本シリーズにおいても好投を披露しました。

人物とプレースタイル

ジョンソンは長身の左投手で、主にスリークォーターの投球フォームから投げることが特徴。持ち球にはフォーシームやツーシーム、カットボール、カーブ、チェンジアップがあります。彼は「グラウンドボールピッチャー」として知られ、安定したピッチングを行い、被本塁打が少ないことで評価されていました。

引退後

2021年8月に現役を引退し、そのキャリアを総括する中で広島での忘れられない功績が強調されています。彼の多才なピッチングスタイルと数々の記録は、ファンや仲間たちにとっての宝物であり続けています。

結論

クリストファー・マイケル・ジョンソンは、海外から日本に来て成功を収めた稀な選手であり、その業績は後の外国人選手たちへの道を開くものとなり、今でも多くの人々に愛され続けています。彼のストーリーは、目標を持って努力することの重要性を教えてくれます。

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