クリス・セイビン

クリス・セイビン

クリス・セイビン（本名：ジョシュ・ハーター）は、1982年2月4日にアメリカ合衆国のミシガン州デトロイトで生まれたプロレスラーです。彼は、TNA（テナント・ナショナル・アソシエーション）や日本のプロレス団体など、さまざまなリングで活躍し、名を馳せてきました。

来歴

キャリア初期

セイビンは、地元のNWAグレートレイクス・プロレスリングスクールでプロレスのトレーニングを始めました。しかし、スクールの運営方針の変更により、彼はカナダのオンタリオ州にある別のスクールへ転校しました。2000年にはBCWでプロレスデビューを果たし、その後はインディー団体を巡りながらキャリアを積んでいきます。

TNAでの活躍

2003年、セイビンはTNAに登場し、デビュー戦でXディヴィジョン王座を獲得します。その後も彼の活躍は続き、WWAを制覇し、9月にはスーパーXカップで優勝を果たしました。2004年には再びXディヴィジョン王者に輝き、チームUSAの一員としてワールドXカップで勝利も収めています。

2006年8月には日本のZERO-ONE MAXにて来日し、アレックス・シェリーとタッグを組んでNWAインターナショナルライト級タッグ王座を獲得。この年の10月には3度目のXディヴィジョン王座を獲得し、2007年にはさらなる成功を収めていきます。また、アレックス・シェリーとのタッグチームであるモーターシティ・マシンガンズを結成し、日本の全日本プロレスでも活躍しました。

彼のユニークなスタイルとマインドにより、セイビンはファンの人気を博し、アメリカ国内外で多くの成功を収めました。特に、彼はタッグチームやシングルの両方で数々のタイトルを獲得し、その地位を確立しました。

インディー団体での活動

2014年にTNAを退団した後も、セイビンはインディー団体での活動を続け、2018年には新日本プロレスの「BEST OF THE SUPER Jr. 25」に出場しました。彼はこれによって新日本プロレスへの参加が9年ぶりとなり、都度新たなファン層を魅了しています。

エピソード

クリス・セイビンというリングネームは、彼が大好きなゲーム「ファイナルファンタジーVI」のキャラクター「セイビン・レネ・フィガロ」に由来しています。セイビンはゲーム愛好家であり、試合のコスチュームにもそのアスリートとしてのこだわりが見える一面があります。特に、ドラゴンボールの熱心なファンとして知られ、彼自身のキャラクターにもその影響が色濃く見えます。

得意技

セイビンのレスリングスタイルは多彩で、主に次のような技を使います。

• - オール・ヘイル・セイビン: 変形みちのくドライバーIIで、相手を脳天からマットに突き刺す非常に危険な技です。
• - クレイドル・ショック: 相手の足を交差させてからのハリケーンドライバー。
• - エルボーや各種蹴り技: エルボー・スタンプやドロップキックなど、様々な打撃技も豊富に持っています。

また、彼はタッグチーム技や複雑な連携技にも秀でており、アレックス・シェリーとのコンビネーションで多くの試合を支配してきました。

タイトル履歴

クリス・セイビンは数々のタイトルを獲得してきました。これには、TNA世界ヘビー級王座、TNA世界タッグ王座、Xディヴィジョン王座などが含まれます。彼のキャリアは、単なる勝利にとどまらず、プロレス界において彼自身のスタイルを確立し、その名声を不動のものにしたことにあります。

セイビンは、レスラーとしての功績に加え、ゲームやアニメからインスパイアを受けたファッションセンスを持ち、ファンからの確固たる支持を受け続けています。

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