モーターシティ・マシンガンズ

モーターシティ・マシンガンズ（MCMG）

モーターシティ・マシンガンズ、略称MCMGは、アメリカのプロレスリング界で名を馳せるタッグチームです。このチームは、デトロイト出身のプロレスラー、クリス・セイビンとアレックス・シェリーによって構成されています。デトロイトの愛称「モーターシティ」に由来して名付けられたこのチームは、独自のスタイルと合体技、そして数々のタイトルを保持していることから、多くのファンに支持されています。

合体技の特徴

MCMGは独特の合体技で知られており、試合の展開を大きく変える力を持っています。特に注目すべき技の一つは「ザ・ダートボム」です。この技は、相手の両サイドから太ももを掴み、首の後ろに手を回して前方に回転させ、セイビンが開脚式、シェリーが横捻りで地面に叩きつけるもので、デトロイト出身のバンド名に由来しています。

もう一つの注目技、「メイド・イン・デトロイト」は、シェリーのスライス・ブレッド#2とセイビンのシットダウン式パワーボムを同時に発動させるコンビネーション技です。これにより、相手に大きなダメージを与えることができます。さらに、「サンダー・エクスプレス」では、セイビンがコンプリートダストの体勢で相手を攻撃し、それを受けたシェリーがダイヤモンド・カッターを仕掛けるという流れで、連携プレーの見事さを印象づけます。

ASCSラッシュの技も注目に値します。こちらはシェリーのスーパー・キックとセイビンの延髄斬りを同時に繰り出すもので、精密なタイミングが求められる技です。また「ブレット・ポイント」と呼ばれる技では、逆さ吊りにされた相手に対し、シェリーのベースボール・スライドとセイビンのヘジテーションを同時に決めることで、さらなるインパクトを与えることができます。

タイトル獲得の歴史

MCMGは、その技術力と連携プレーにより、数多くのタイトルを獲得してきました。インパクト・レスリングにおいては、インパクト・タッグ王座を含む数多くのタイトルを手にしました。また、TNA時代には、Xディビジョン王座や世界タッグ王座も制覇しています。

さらに、NWAのミッドウエスト・Xディビジョン王座や、CMLLのインターナショナル・グランプリなど、さまざまな団体で多くの栄光を手にしています。日本のプロレス界でも存在感を示し、新日本プロレスにおいてはIWGPジュニアタッグ王座やSTRONG無差別級タッグ王座を獲得しました。全日本プロレスでもジュニアヘビー級リーグ戦を制しており、国際的にも広く知られる選手たちです。

終わりに

モーターシティ・マシンガンズは、今後もその技術とカリスマ性を活かし、新たな伝説を紡いでいくことでしょう。そして、彼らの試合は、プロレスファンにとって見逃せない瞬間となること間違いありません。

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