クリソピギ・デベツィ

クリソピギ・デベツィ：栄光と挫折の陸上人生

クリソピギ・デベツィ（Hrysopiyi Devetzi）は、1976年1月2日、ギリシャ北東部のアレクサンドルポリで生まれました。彼女は、三段跳を専門とする陸上競技選手として、国際舞台で活躍しました。

初期のキャリア

デベツィは、2001年に三段跳で初めて14mの大台を突破し、その才能を開花させ始めました。2002年のヨーロッパ選手権では7位入賞、2003年の世界選手権では決勝に進出し8位となるなど、着実に実力をつけていきました。

アテネオリンピックでの躍進

2004年は、デベツィにとって飛躍の年となりました。自国開催となったアテネオリンピックでは、予選で15m32のギリシャ新記録を樹立し、トップで決勝に進出。決勝では、15m25を記録し、惜しくも金メダルには届かなかったものの、銀メダルを獲得しました。

その後の活躍

アテネオリンピック後も、デベツィは国際大会で活躍を続けました。2006年のヨーロッパ選手権では、15m05で銀メダルを獲得。2007年の大阪世界選手権でも、15m04で銅メダルを獲得しました。

北京オリンピックとドーピング違反

2008年の北京オリンピックでは、2回目の跳躍で15m23を記録し、銅メダルを獲得しました。しかし、後にドーピング違反が発覚し、2007年以降の記録が抹消されるという結果となりました。

主な実績

2004年 アテネオリンピック 銀メダル（三段跳）
2006年 ヨーロッパ選手権 銀メダル（三段跳）
2007年 世界選手権 銅メダル（三段跳）

自己ベスト

[走幅跳] - 6m83 (2006年6月10日)
[走幅跳] - 6m85 (2008年2月9日)
[三段跳] - 15m32 (2004年8月21日)
* [三段跳] - 15m00 (2008年3月8日)

クリソピギ・デベツィは、その才能と努力で数々の輝かしい成績を残しましたが、ドーピング違反という過ちにより、その記録は抹消されました。彼女の陸上人生は、栄光と挫折が入り混じった、複雑なものでした。

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