クリフ・フロイド

コーネリアス・クリフォード・フロイドは、1972年12月5日生まれ、アメリカ合衆国イリノイ州出身の元プロ野球選手です。右投左打で、主に左翼手として活躍しましたが、一塁手や右翼手としてのプレー経験も持っています。

プロ入りとメジャーデビュー

1991年のMLBドラフトで、モントリオール・エクスポズ（現ワシントン・ナショナルズ）から1巡目指名を受け入団。2年後の1993年にメジャーデビューを果たし、10試合に出場、プロ初本塁打を記録しました。翌1994年はMLBでストライキが発生しましたが、フロイド自身は100試合に出場し、打率.281、4本塁打、41打点、10盗塁をマークしました。

故障と移籍

1995年と1996年は故障に苦しみ、出場機会に恵まれませんでした。1997年にフロリダ・マーリンズ（現マイアミ・マーリンズ）へ移籍しますが、61試合の出場に留まりました。しかし、翌1998年にレギュラーの座を掴むと、打率.282、22本塁打、90打点、27盗塁と躍動。1999年は69試合の出場ながら11本塁打を放ち、パンチ力を見せつけました。2000年には22本塁打を記録し、復活をアピールしました。

オールスター出場とキャリアの転換

2001年は打率3割、30本塁打、100打点をクリアし、初のオールスターゲームに出場。マーリンズの主砲として一躍注目を集めました。しかし、翌年はトレードに翻弄され、マーリンズ、エクスポズ、ボストン・レッドソックスと3球団を渡り歩き、オフにはニューヨーク・メッツへ移籍。1年間で4球団に所属するという異例のシーズンとなりました。

メッツでの活躍とその後

故障が多いながらも、メッツではレギュラーポジションを維持し続け、2005年には自己最高の34本塁打を記録しました。2006年オフにはシカゴ・カブスへFA移籍。若手のマット・マートンとレギュラーを争いました。2007年は、左翼手としてマートンと出場機会を分け合う予定でしたが、アルフォンソ・ソリアーノが左翼手に再コンバートされたため、右翼手も守りました。同年オフにタンパベイ・レイズへFA移籍。

引退後

2009年2月5日、サンディエゴ・パドレスと1年契約を結びましたが、8月8日に解雇。2010年からはFOXスポーツのレポーターを務めています。

背番号

30（1993年 - 1996年、2000年 - 2002年途中、2003年 - 2006年）
15（1997年 - 1999年、2007年 - 2008年）
12（2002年途中 - 同年終了）
16（2009年）

外部リンク

* 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube

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