クロコルージュ

クロコルージュ (Croco Rouge)

クロコルージュは、アイルランドで生まれ、フランスで調教された競走馬であり、種牡馬としても活躍しました。主な勝利レースとしては、1999年のイスパーン賞、1998年のリュパン賞、グレフュール賞などが挙げられます。

概要

クロコルージュは、1997年10月9日にロンシャン競馬場で行われた未勝利戦でデビューし、見事1着となりました。その後、クリテリウムドサンクルーでは4着に終わりますが、3歳シーズンに入ると、グレフュール賞で重賞初制覇を達成。続くリュパン賞も制し、連勝を飾ります。しかし、ジョッケクルブ賞ではドリームウェルの2着、パリ大賞典ではリンピドの3着と、惜しい結果が続きました。秋には、ニエル賞、凱旋門賞と連続してサガミックスに敗れ、それぞれ2着、4着という結果に終わりました。

1999年、クロコルージュは初戦のガネー賞でダークムーンダンサーの3着となった後、イスパーン賞に出走。日本から遠征してきたエルコンドルパサーを破り、G1競走2勝目を挙げました。7月にはサンダウン競馬場のエクリプスステークスに遠征しましたが、コンプトンアドミラルの7着に終わります。秋には、フォワ賞でエルコンドルパサーの3着、凱旋門賞ではモンジュー、エルコンドルパサーに続く3着に入り、このレースを最後に引退しました。

競走成績

クロコルージュの競走成績は、以下の通りです。

1997年: 2戦1勝
1998年: 6戦2勝 (グレフュール賞、リュパン賞)
1999年: 6戦1勝 (イスパーン賞)

引退後

引退後、クロコルージュはアイルランドで種牡馬となり、2001年からは日本で供用されました。2005年までの5シーズンで、血統登録頭数は196頭、出走頭数は173頭を記録しています。2005年のシーズン終了後、アイルランドのラスバリースタッドに輸出されました。

2007年には、産駒であるフィールドルージュが名古屋グランプリを制し、産駒として初の日本の重賞及びダートグレード競走勝利を挙げました。2008年には、川崎記念を制し、日本のGI・JpnIレース初勝利となりました。

主な産駒

2001年産:
Crocodile Dundee（スカンディナヴィアオープン選手権（デンマーク））
2002年産:
フィールドルージュ（川崎記念、名古屋グランプリ）
2003年産:
ケイエスゴーウェイ（二十四万石賞）

血統表

半姉Alidivaの産駒には、オイロパ賞とローマ賞を連覇したTaipan、サセックスステークス勝ち馬Ali-Royal、1000ギニー勝ち馬Sleepytimeなどがいます。

外部リンク

netkeiba
JBISサーチ
Racing Post

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