クロスビート

クロスビート（CROSSBEAT）は、かつてシンコーミュージック・エンタテイメントによって発行されていた月刊の音楽雑誌です。1988年に創刊され、長らく音楽ファンに親しまれてきましたが、2013年に休刊となりました。

創刊編集長は、かつて『ミュージック・ライフ』の編集者であった森田敏文氏が務めました。クロスビートは、ヨーロッパやアメリカのロックミュージックを中心に、テクノやヒップホップなど、幅広いジャンルの音楽を取り上げていました。創刊当初は『Rockin'on』と同じ版型でしたが、2013年1月号から小型化され、『レコード・コレクターズ』と同じサイズに変更されました。

この版型変更を境に、誌面の内容にも変化が見られました。再発盤やリイシュー盤が発売される過去のロックアーティストを表紙や巻頭に据えつつ、ART-SCHOOLやOKAMOTO'Sといった日本のアーティスト、フライング・ロータスのようなダンスミュージック系のアーティスト、さらには韓国のインディーシーンなど、英米以外の音楽も積極的に取り上げるようになりました。これにより、クロスビートはより多角的な音楽情報を発信する雑誌へと進化を遂げました。

2013年には創刊25周年を迎えましたが、同年9月18日発売の11月号をもって休刊することが発表されました。しかし、クロスビートは完全に姿を消したわけではなく、不定期でムックなどの刊行が続けられています。

歴代の編集長は、森田敏文氏と大谷英之氏です。

クロスビートは、その時代時代の音楽シーンを捉え、多様な音楽を紹介することで、多くの音楽ファンに影響を与えてきた雑誌と言えるでしょう。

関連リンク:

CROSSBEAT 2013年11月号 - シンコーミュージック・エンタテイメント)
クロスビート (@Crossbeat_JP) - X（旧Twitter）

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