クロバー

クロバー株式会社について

クロバー株式会社（CLOVER MFG Co.,Ltd.）は、大阪府大阪市東成区に本社を構える、手芸用品の製造販売を専門とする企業です。創業以来、手芸用品の分野で確固たる地位を築き、特に縫い針や刺繍針においては圧倒的なシェアを誇ります。近年では、ジャケットなどのワンポイントデザインに用いられるコサージュでもその存在感を増しており、幅広い手芸愛好家から支持されています。

会社概要

クロバー株式会社は、手芸用品、特に裁縫関連用品の製造・販売を主軸としています。その製品は、縫い針や刺繍針といった基本的な道具から、編み物用品、キルト・パッチワーク用品、ステンシル用品まで多岐にわたります。これらの製品は、手芸をする上で欠かせないものであり、その品質の高さから多くのユーザーに信頼されています。

社名の「クロバー」は、誰もが知る四つ葉のクローバー（白詰草）に由来します。創業時から使用していた裁縫道具の商標をそのまま社名としたもので、親しみやすく、温かみのある印象を与えます。

また、近年ではカフェブームに着目し、期間限定の企画として「Knit Cafe Knit Out 2009」を2009年10月から11月にかけて表参道、原宿、青山の各カフェで開催しました。この企画は手芸とカフェという異色の組み合わせであり、多くの注目を集めました。今後もこのような企画の開催が予定されており、手芸をより身近に感じられる機会を提供しています。

沿革

クロバー株式会社は、1925年10月に岡田敏雄氏によって「岡田慶七商店」として創業されました。その後、1947年3月に「株式会社岡田慶七商店」として法人化され、1958年5月には「クロバー裁縫具株式会社」へと商号を変更。1964年7月には現在の「クロバー株式会社」へと商号を改めました。

事業拡大に伴い、1963年3月には東京連絡所を開設。1964年4月には本社新工場が完成しました。また、1968年4月には東大阪市吉田に新工場を竣工させ、旧本社工場跡を配送センターとするなど、生産体制を強化してきました。

営業拠点の拡充も積極的に行い、1979年11月には札幌営業所、1980年3月には福岡営業所を開設。1991年10月には本社ビルを現在の大阪市東成区中道に移転しました。2000年7月には東大阪事業所（大阪工場・中央物流センター）が環境マネージメントシステム国際規格 ISO14001の認証を取得し、環境への配慮も行っています。2007年8月には東大阪事業所の中央物流センターを移転、2010年12月には東京営業所を東京都中央区日本橋馬喰町に移転し、事業を拡大しています。

主な商品

クロバー株式会社が取り扱う主な商品は以下の通りです。

縫い針、刺繍針、編み針
裁縫用品（メジャー、チャコ、ルレット、布切りはさみ、目打ちなど）
編み物用品
キルト・パッチワーク用品
ステンシル用品

これらの商品は、手芸愛好家にとってなくてはならないものばかりです。高い品質と使いやすさで、手芸の楽しさをより一層深めてくれます。

海外展開

クロバー株式会社は、海外にも積極的に展開しています。

CLOVER NEEDLECRAFT, INC.（アメリカ合衆国・カリフォルニア州）
* CLOVER EURO GmbH（ドイツ・ハンブルク）

これらの海外現地法人を通じて、グローバルな市場でのプレゼンスを高めています。

まとめ

クロバー株式会社は、手芸用品の分野において、長年にわたり高い品質と信頼性を誇る企業です。その製品は、手芸愛好家にとって欠かせないものであり、その存在は手芸文化を支える上で重要な役割を果たしています。今後も、手芸の楽しさを広めるための活動に期待が高まります。

外部リンク

クロバー株式会社公式サイト

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