クワイエット・ストーム (プロレスラー)

クワイエット・ストーム

クワイエット・ストーム（Quiet Storm）は、1983年11月20日にニューヨーク州で誕生したプロレスラーで、現在は日本を拠点に活躍しています。彼の特徴的なファイトスタイルと特徴的な体格は、多くのファンに支持されています。彼の腕回りは50cmにも及び、パワフルな技でリングを席巻しています。

経歴

ストームは1998年9月16日にニューヨークでアメージング・レッドと対戦し、プロレスデビューを果たしました。初期はKAIENTAI DOJOに長く参戦しており、日本のプロレス界での地歩を固めていきましたが、家庭の事情で一時帰国します。

2006年に再度日本へ来日し、房総ボーイ雷斗に誘われて「房総ヒーローズ」へ参加。8月まで日本での滞在を続けました。2012年には大阪プロレスに参戦し、2013年5月にはルード軍「BAD STREAM」のボスに就任しました。

さらに、2014年にはプロレスリング・ノアに参戦し、ザック・セイバーJr.とのタッグ戦を含む数試合で名勝負を展開しました。特に、梅田大会での勝利は記憶に残るものでした。5月には原田大輔とのGHCジュニアヘビー級王座戦を行いましたが、見事に敗北。以降は同選手とタッグを組んでリーグ戦に参戦し、決勝に進出しました。

2015年にはプロレスリング・ノアに正式に入団し、モハメド・ヨネとのタッグ「50ファンキーパワーズ」を結成。2017年にはGHCタッグ王座を獲得し、第41代チャンピオンとなりました。2020年にはプロレスリング・ノアを退団し、フリーとして活動を始め、同年の大日本プロレスリーグ戦にも参加しました。

2021年からはGLEATにも参戦し、さらに11月にはBULK ORCHESTRAに加入しました。

得意技

クワイエット・ストーム選手の得意技には、彼の腕の太さから名付けられた「50cm腕ラリアット」や、相手を持ち上げてから後方回転させる「SCD（ストーム・クレイドル・ドライバー）」があります。さらに、合体技である「50ファンキー・ボム」も彼のトレードマークとして知られています。また、技を仕掛ける際には「クワイエット・ストーム、イチバーン！」と叫ぶことが定番となっています。

タイトル歴

プロレスラーとしての彼のキャリアは、数々のタイトル獲得で彩られています。プロレスリング・ノアでは第41代と第48代のGHCタッグ王座を獲得し、他にも諸団体でのNWAインターコンチネンタルタッグ王座や大阪プロレス王座など、多くの栄冠を手にしました。

人物・エピソード

ストームは、初来日の際には体重が87kgでしたが、後に体重を増量し、100kg強になりました。その後、ジュニアヘビー級の大会に出場するため、98kgに調整。その次はヘビー級転向のため110kgまで再び増量しました。

彼は火野裕士という親友がいて、2003年の出会いから長く親しい関係を維持しています。彼らは共にパワーファイターを目指してトレーニングをする仲間です。ストームはブログとTwitterを通じて日本語を学ぶ努力もしており、出演するテレビ番組「アメージパング!」では料理や日本文化を紹介する活動を行っています。

これらの経験から、クワイエット・ストームはただのプロレスラーではなく、彼自身の人生と文化を反映した多才なアスリートであることがますます強調されます。

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