1976年7月22日から同年9月30日にかけて、TBS系列で放送された
テレビドラマ作品です。TBSが制作を手掛け、毎週
木曜日の夜9時から9時55分の枠で放映されました。全11回で完結するシリーズです。
本作の主演は、
平幹二朗と
坂口良子が務めました。
物語の中心となるのは、香川あざみという一人の女性です。彼女は愛する男性を亡くしましたが、その人との間に授かった命を出産し、未婚の母として生きています。しかし、あざみ自身もまた、治療の難しい病に冒されており、残された命はわずかという過酷な現実と向き合っていました。
自分がこの世を去った後、幼い子供が一人取り残されることを深く憂慮したあざみは、子供のために父親となってくれる男性を見つけることを決意します。限られた時間の中で、我が子の将来を案じる母親の切ない願いが、物語の大きな柱となっています。
主要なキャストは以下の通りです。
御手洗菊蔵:
平幹二朗
香川あざみ:
坂口良子
所長:
中条静夫
津村洋介:
大門正明
恂平:
篠田三郎
渡辺:
渡辺篤史
白浜:
柴俊夫
敬太:
岡田裕介
岩崎:
伊東四朗
修:
風間杜夫
杉本きみ子:
范文雀
岸部修三
下條アトム
尾美利徳
甚九郎の妻:
北林谷栄
横川甚九郎:
宇野重吉
このドラマの制作スタッフは以下の通りです。
脚本:
市川森一
演出:堀川敦厚(後に
堀川とんこうと改名)
* プロデューサー:堀川敦厚(演出兼務)
主題歌には、
ジャニス・イアンの楽曲「ラヴ・イズ・ブラインド〜恋は盲目〜」が使用されました。
関連作品として、同じく堀川敦厚が演出を手掛け、
ジャニス・イアンが主題歌を担当したTBS系のドラマ『
岸辺のアルバム』があります。また、
市川森一が原作を務めた作品には、1987年に放送された『
愛の劇場』シリーズの『
さよならママ』も存在し、本作と共通するテーマ性が見られます。
TBSチャンネルのウェブサイトでは、本作に関する情報が提供されています。