グランドホテル (宝塚歌劇)

宝塚歌劇団によるミュージカル『グランドホテル』

『グランドホテル』は、ヴィッキー・バウムの小説を原作としたミュージカル作品で、宝塚歌劇団によっても上演されました。この作品は、1989年にブロードウェイで初演され、トニー賞を5部門で受賞するなど、高い評価を得ています。宝塚歌劇団では、1993年に月組によって初演され、その後2017年にも再演されました。

1993年 月組公演

1993年の月組公演は、涼風真世の宝塚サヨナラ公演として上演されました。この公演では、不治の病に冒され、全財産を現金に換えてホテルにやってきたオットーを主人公に据えるなど、宝塚歌劇ならではのアレンジが加えられています。また、この公演は、宝塚歌劇団79期生の初舞台公演でもありました。

• - 公演期間:

- 宝塚大劇場: 1993年4月2日 - 5月10日 (新人公演: 4月20日)
- 東京宝塚劇場: 1993年7月2日 - 7月31日 (新人公演: 7月13日)

• - 形式名: グリコスペシャル ザ・ミュージカル
• - 併演作品:『BROADWAY BOYS』

2017年 月組公演

2017年の月組公演は、珠城りょうのトップお披露目公演として上演されました。演出は岡田敬二と生田大和が担当しました。この公演でも、1993年の初演同様、多くの観客を魅了しました。

• - 公演期間:

- 宝塚大劇場: 2017年1月1日 - 1月30日 (新人公演: 1月17日)
- 東京宝塚劇場: 2017年2月21日 - 3月26日 (新人公演: 3月9日)

• - 併演作品:『カルーセル輪舞曲（ロンド）』（作・演出：稲葉太地）

スタッフ（1993年）

1993年公演の主なスタッフは以下の通りです。両劇場共通のスタッフには劇場名の記載はありません。

• - 演出: トミー・チューン / 岡田敬二 / ニキ・ハリス
• - 振付: トミー・チューン / ニキ・ハリス
• - 音響監督・作曲補: ウォーリー・ハーバー
• - 翻訳: 小田島雄志
• - 訳詞: 岩谷時子
• - 音楽監督: 吉崎憲治
• - 音楽指揮: 野村陽児（宝塚）/ 伊沢一郎（東京）
• - 装置: 大橋泰弘
• - 衣装: 任田幾英
• - 照明: 勝柴次朗
• - 音響: 加門清邦
• - 小道具: 万波一重
• - 効果: 川ノ上智洋
• - 演出補: 中村暁
• - 演出助手: 木村信司 / 藤井大介
• - 振付助手: 御織ゆみ乃
• - 装置補: 新宮有紀
• - 衣装補: 田口美香
• - 舞台進行: 川口俊一
• - 通訳: 柴沼明子
• - 特殊照明協力: 関東電機株式会社
• - 制作: 佐分孝
• - 製作担当: 伊藤万寿夫（東京）

主な配役

配役については、主演男役を青背景、主演娘役をピンク背景で示しています。詳細な配役については情報が不足しているため、不明点は空白としています。

参考文献

• - 『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』(企画・構成・執筆：橋本雅夫、編集統括：北川方英, 宝塚歌劇団, 1994年)
• - 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて（舞台編）』(監修・著作権者：小林公一, 阪急コミュニケーションズ, 2014年)
• - 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて（人物編）』(監修・著作権者：小林公一, 阪急コミュニケーションズ, 2014年)

関連情報

• - 関連項目:

- グランド・ホテル (映画)
- グランドホテル (ミュージカル)

• - 外部リンク:

- 2017年・月組公演案内（宝塚公式）

宝塚歌劇団による『グランドホテル』は、豪華な舞台セットや衣装、そしてスターたちの熱演によって、観客を魅了し続ける名作です。

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